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Vリーグ男子:堺、久々に勝利の要因は? [バレーボール]

久々の勝利過ぎて喜び方を忘れてしまった私ですが、入れ替え戦をかけたJTとの負けられない一戦にフルセットとは言え勝てたことは何よりでございます。

先にタイトルの答え=勝因を書いておくのですが、端的に言えば第4セットのJTの油断ですね。堺とブービー争いをしているくせに、アウェイの地で2セットとって第4セットもリードしたからと油断して腑抜けたプレーをしてしまうJT。さすがブービー争いに加わってくるだけのことあります。

特に、第4セット9-13から、ルブリッチがサーブをふかしてアウト、その直後にバックライトからのアタックもふかしてアウトで11-13。一方、堺はウォレスがぎりぎりを狙ったサーブで2連続エースで13-13の同点。ここで潮目が完全に変わりました。

このあとウォレスはフローターを打ち、越川がレフトから決めて13-14。ただ、その越川がサーブにさがってミスり、14-14となってから以降、第5セットの15-11まで、堺は1回もJTにリードを許しませんでした。ぶっちぎったわけではなく、正直、堺はぶさいくなプレーの連発だったのですが、それ以上にJTの心が折れてしまったのですね。

やっつけた!と思った相手がゾンビのように復活してきたときは要注意。←これ、常識ですよね。ゾンビは急所を確実にしとめないと何度でも生き返るので。JTはゾンビ映画をもっと研究したほうがいいと思います(謎)

ただ、それだけだとあまりにあまりなので、無理やりの上にも無理を重ねて堺の別の勝因を探すと、少なくとも第1セットは前季並みのバレーをしようと心がけていた(ように見えた)ことですね。あの真保式ブロックシステムを(未練が見え隠れしてましたが)とりあえず棚上げし、バンチ・リード主体で通しました。

各選手が強いサーブを打つことを心がけ、高野がジャンピングフローターからジャンプサーブに切り替えることまでやって、サーブの強さを追求しました。さらに、序盤からセンター線を積極的に使って相手のブロックの分断をはかりました。

こうした”当たり前”のことにやっと着手し、第1セットは競り合いになりつつも25-23で逃げ切ったのですね。まあ、第2セットに入るとサーブが急激にポンコツになってサンドバッグ状態に戻っていくわけですが。

もう1つ、真保監督はパナ戦に勝った思ひ出にひたりたくて玉宅を起用し続けているのでしょうが、彼がセンター線、特に出来田の高さを活かしたクイックや千々木の高速パイプ攻撃をうまく使えていないことは明らかでした。

なぜなら、これらはすったもんだしながらも佐川とアタッカー陣が作り上げてきた”必殺技”だからなのですね。他人の必殺技をすぐに使えるような天才セッターは今のVリーグには存在しません。その結果、選手たちは必殺技を封じられたまま、玉宅の単調なトスで戦い続けることを強いられてきたわけですよ(それがラクだからいいね、と思ってる選手もいたのかもしれませんが)。

それが第4セット以降に佐川がスタメン起用されて少し(←少しね)変わりました。千々木のパイプも超高速で決まったし、出来田は2枚ブロックの上からクイックを叩きつけたし。真保監督に「この回り道、必要でしたか?」と聞いてみたい気分です。

などなど、私の文句は読み飽きたでしょうし(笑)、私も書き飽きたので、今回はDAZNの解説者のお言葉をご紹介しましょう。DAZNもなかなか大胆で、連敗中の堺のホームゲームに前部長の田中幹保さんを起用したのですね。田中・印東体制からガイチ・真保体制になってこの体たらくですから、ミッキーが甘いこと言うわけない。きっと、わかってて呼んだんだろうな。
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<ミッキーの解説>※要約です

第1セット

ジャンサに変えた高野がサービスエースのあとサーブミスだった場面
「サーブミスをもったいないと言う人もいるが、男子はチャンスサーブをいれても点にならない。サーブで押していくしかない」
⇒ 真保体制になってからサーブ効果率が暫定8位ですからねえ。

アタック決定率の話題になって、
「50%超えるのが一流の証。我々の時代は55%が目標だった」
⇒ アタック決定率も暫定8位ですからねえ。

終盤で千々木・高野とJTの吉岡の打ち合いになり堺が競り勝つ
「(外国人に頼らず日本人選手がふんばる)こういう展開、大好きです」
⇒ そういうバレーに近づいてたんですけどねえ。

第2セット

序盤から、高野、ルブリッチ、千々木、安永とサーブミスが続いた場面 
「サーブミスで勝敗が決することなんてデータ上は絶対にありえない。基本的に、サーブミスは気にすることではない。とは言え、もう少し考えて打つべき」
⇒ 意図がはっきりしたサーブでミスってしまったものは気にするなと。ただ、惰性で打ってネットやアウトは許さんよと。

アタッカーの能力の話題になって、
「今の選手は高いトスを打つ能力が極端に劣る」
「左右で速い攻撃をしたいために高いトスを打つことがない。でも、ゲームを決めるのは高いトスを打ち切る能力」
「高いトスを打つ能力が速いトスを打つ能力につながる」
「深い位置から後ろからくるような高いトスを打つ練習が必要」
「速いトスはタイミングだけ。きたブロックをかわすだけだから何も難しくない」
「高いトスを打つ能力を持っていれば、速いトスはタイミングで1枚か1枚半のブロックをかわせばすむこと」

⇒ 試合が3~4点進むぐらい力説してました(笑)。イゴールを見よ、ということですね。もしくは、クビアクやカジースキを見よ、と。

このセットを振り返って、
「堺はまったくいいところなかった」
「(サーブについて)堺は狙う位置も悪いし力もない」


第3セット

序盤からウォレス、出来田がサーブミスで、
「堺はすごいサーブを打っていないのにミスしている。弱いし、入らない。基本的なことからやっていかないとしんどい」
⇒ また基本からやり直しか……。前季の堺のサーブ効果率は随一だったのに。

完璧なサーブレシーブからの玉宅→松本のクイックのトスがあわなかった場面から5点分ぐらい
「何でそこまであわないのか。練習でもそう。Aクイックは、私は(セッターを)経験していないが、あわせられる自信はある。それすらあわないなんて理解不能」
「昔は各チームに名セッターがいたが、今はどこのチームもセッターに泣かされている」
「(実況に両セッターをどう思うかと聞かれ)玉宅も深津もどちらも精いっぱいプレーしていると思うが……」
「クイックのタイミングがあわないのは理解不能」
「(安永のBクイックがきれいに決まった場面で)バレーの中では一番合わせやすい攻撃」

⇒ 玉宅の起用に全然納得してないんでしょうね。同感です。

堺が11-16と離された場面
「あまりにサーブが弱いから(JTが)崩れる要素がない。このままでは点差は縮まらない。(サーブの)強さ・狙いのどちらにも意図が見えない」

このセットを振り返り、
「バレーの内容がまったく違う。堺はサーブの意識がまったく違う。JTは何をしようとしているのか意識が見える」
⇒ 監督に意図がなければ、そりゃチームは意図を持ちませんよね。真保式ブロックシステムは入れとけサーブとの相性がいいので、逆に崩れたところからクイックを使われるような展開だとヤマカンが外れるんでしょうね。

第4セット


序盤からいきなり伊藤のサーブレシーブが乱れた場面
「伊藤のサーブレシーブには攻めていこうという意識が見えない。今の時点でこんなことをしていてはダメ」

佐川がアタック直後で体勢不十分のウォレスに続けてトスを上げた場面
「セッターとして(この状況で)またウォレスに上げるかなという。伊藤がレフトにいて。ただ、伊藤のスパイク力があまりないからそういうことになる」
⇒ 佐川と伊藤、まとめて叱られる(笑)

ラリー中にウォレスが打ち切れなかった場面
「(この状況でライトに)速いトスを上げる必要がない。高いトスを上げればいい」
⇒ 佐川、また叱られる(笑)

第5セット

試合全体を振り返って、
「内容的には3-1(でJTの勝ち)で終わっている試合。JTのちょっとした気のゆるみで流れが変わった」

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温厚なイメージのミッキーがここまで熱くダメ出しをするほど、堺の危機は深刻なんでしょう。ミッキー、第5セット終盤は気持ちが入りすぎたのか堺の応援してましたから。

堺ブレイザーズ、なんで田中・印東体制をやめたんでしょうね。ほんと対局を見誤った(=アホちゃう?)としか思えないです。ファイナル6の自力進出が限りなく赤に近い黄色信号となり、3レグ、残り6試合でどこまで挽回できるのか。さらにそのあと堺はどこへ向かうのか。むしろ好奇心がわいてきました。


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素人か玄人か

ファンだから言いたいこと言わせてください。現地観戦組っす。
第1セットは白熱。好ゲーム。第2第3セットが進むにつれショボいプレー連発。ハッキリわかったのは今年は調子悪いんじゃなくて劣化したということだ。新体制にした以上それを認めんのが難しいんじゃないか。
佐川はヘタだったけど過去2年で使われ続けて急成長したのに、連敗しても玉宅にこだわってこの日まで干されてた。出耒田も打点落ちてるし、千々木も今年は明らかにヘタになってる。なんで?選手達筋肉も落ちてるし、スピードもない。伊藤は明らかに太り過ぎ。元々上手くない選手達を何とかあの手この手で惹きつけるバレーさせていたのにね。JTも優勝したことあるとは信じられない劣化。合成もダントツとは言えないし。堺は去年から引き続き強化していたら相当なチームになってたんじゃないかな。どこも2年で監督変えたりしないよね。新監督が来季も続行するなら辻褄合わない。前監督はチームの根本から変えようとしてたんだからそりゃあ時間もかかるでしょ。落ちるところまで落ちて頭冷やした方がいいのかも。ファンとしてはつらいけれどもね。

by 素人か玄人か (2017-01-17 22:00) 

rio

>素人か玄人かさん、唯一、勝ちを拾ったことだけが良かったですね。。。

第1セットは私も堺らしいバレーに戻りつつあるのかなと感じました。今季はホームですら連敗してるし、さすがにいろいろ見直してきたんだろうと……第1セットだけでしたね。

セッターが玉宅になって、出来田なんて打数1なんて試合もありましたから恐ろしい。パナの白澤ですら最少でも3本は打つのに。それぐらい、玉宅が出来田にトスを上げられないんですね。

千々木のバックアタックも玉宅だと全然決まりません。セットが高すぎてふかしてしまったり、低すぎてネットにかかったり、ブロックをよけられなかったり。あれだけ高速でつっこんでくるんだからトスをぴたっとあわせてやれよ!って見ててイラッとします。

伊藤のジャンプ力はある意味すごいですね。ヒザの故障の影響もあるとは言え、主因は太りすぎ。190cmの選手の高さじゃない。白帯からヒジが出るのがやっとぐらいじゃないですか。

松本は攻撃面が目立つから何も言われませんが、ブロックはもはや限界でしょう。ただ、真保監督のヤマカンシステムだとヤマカンでコミットすれば仕事したように見えるのでばれにくいんですね。

チームを根本的に作りかえるのに2年はないですね。小学校は6年ですから。

などなどをすべて脇に置いたとしても、ファン目線で一番ひっかかるのは、真保バレーはクソつまらん、ということなんですよね。わくわく感がまったくない。アタック100本中100本をエンダギが打っていたようなガイチバレーですら、わくわく感がかろうじてありましたですよ。

どうなるんですかねえ。。。
by rio (2017-01-18 00:20) 

りっく

出耒田の打数少ないのホント残念です。出耒田しか全日本選手がいないのに、それを使えないという…なんたる事でしょう。

そして石島さんはいづこへ?ビーチの事で頭いっぱいで6人制はもういいやー!状態なのでしょうか?

高野はいいとして、サイド補強しないとヤバイっす。どうか良い新人さんが入ってきますように。藤中も久原も取られちゃいましたからね。
by りっく (2017-01-18 19:18) 

あほー

真保式ブロックシステムは「全員は止められないからデータを見て打数が多い奴は止めよう」という考えなんですよね?前半の部分、リオ五輪準決勝のアメリカvsイタリア戦見ても同じこと言える?と疑問。
ザイツェフ、ユアントレーナ、ランザはロシア、アルゼンチンに並んで世界最高峰のブロックシステムを有するアメリカに完全に抑え込まれミスを連発し、ベンチに下げられてしまいました。リー&ホルトの両センターに至ってはビラレッリのクイックやジャネッリのツーアタックもシャットアウト。最終的には負けてしまいましたがチームのブロックポイント16点中彼ら2人だけで実に11点。
あと日本でよく言われるのが「日本人は身長が低いからリードブロックでは止められない」って。それも疑問。
ブロックに跳ぶタイミングが良ければ191cmのクビアクでもフェイントボールに手を伸ばして叩き落とせるし、システムがしっかりしてりゃ196cmのサンダーでも218cmのムセルスキーをシャットアウトできるんだし。そんなこと試合じゃなくてもYoutubeの動画でも見りゃわかるのに。
まぁこの機会に真保監督には「日本代表のブロックはざる」と思われてしまうようなブロックシステムは捨ててもらってもっと組織的なブロックシステムを構築して欲しいと思います。
まぁ真保監督にはコバック社長の
「できるかできないか、ではなくやるかやらないか」
という言葉を送ろうと思います。
by あほー (2017-01-18 22:15) 

rio

>りっくさん、石島は気になりますね。特に1レグの最初は気合十分(結果はいまいちでしたが)で、立つ鳥跡を濁さず感が漂ってたのですが。

和歌山の前の試合ではベンチアウト、和歌山の試合には帯同もしてない、ちかも実況が「チーム事情で」と言ってたのを聞くと、「もういいや」となったのは真保監督のほうなのかも・・・と思ってしまいました。

それにしても出来田、JVAが将来性を見込んで石川と一緒にリオに送り込んだのに、まさかのトスが上げられないセッターとくまされて結果が残せないという。そりゃもうブロックとサーブをがんばるしかないよね、ってことでそっちでアピールしている姿が健気です。
by rio (2017-01-19 00:27) 

rio

>あほーさん、困ったものですよね。言い訳ばっかり上達して。

真保式ブロックシステムはたぶん、「打数の多いヤツ」ではなく「打数の多いスロット」なんじゃないかと思います(違ってたらごめんなさい)。

なので例えば、へなちょこ入れとけサーブを打って相手リベロが完璧に返球したときに、AクイックとかBクイックとかにコミットで跳んでしまうのかなと。その結果、サイドに振られて1枚で打たれたり、バックアタックをノーブロックで決められたり。

今季のもっとも印象に残ったプレーを聞かれたら、迷わず「堺がノーブロックでばかすか打たれてたプレー」と答えるだろうなと思うほど。

「身長が低いからリードで止められない」なんて全然うそですよねー。そもそも高身長選手が毎回、最高打点で打ってるわけでじゃないし。上背があっても打球のネット上の通過点が低い選手だってざらにいるわけだし。

例えば宇佐美大輔はセッターで184cmだったけど、代表で一緒だったセンター陣なんかよりリードブロックが上手だった印象があります。

それはともかく、真保式ブロックシステムが全日本で機能しなくてもいくらでも言い訳できますが、Vリーグで終わってるいま、どう言い訳するんでしょうね。

いやほんとマジで、堺が突然覚醒して勝ち進み、どのチームも歯が立たないぐらいブロックが決まりまくり、このブログで「見くびっていてすみませんでした」って書く日がくればいいなと思います。
by rio (2017-01-19 00:43) 

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