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Vリーグ男子:堺ブレイザーズ、かいしんのいちげき!ズザザッ [バレーボール]

Vリーグ男子はレギュラーラウンド2周目に入り、本日は計2試合。13時スタートの豊田合成vsJTが気になりつつも、やはり14時からは堺ブレイザーズvsFC東京を観てしまうのでした。

豊田合成vsJT

豊田合成はアウェーだったからなのかちょっともたついてましたが、リーグ開幕時にほぼ完成していた勝ちパターン=固い守りからの丁寧なカウンターで全勝を守りました。対戦相手のJTと比べて、豊田合成の試合運びのうまさ、堅実さが伝わってくる試合内容でした。

豊田合成はブロックは高くないし、特別速いわけでもないですが、甘いサイド攻撃を見逃さず確実にワンタッチを取っています。それがかなりの確率でコート内に上がる。その時点でもう豊田合成の流れなんですよね。相手がイゴールのマークを外せないことを前提に、イゴール以外のアタッカーが使えるときは安易にイゴールに上げず、まずそのアタッカーに上げる。それで決まればよし、決まらなければ同じパターンを繰り返す、そうやって相手の守備がばらけてきたらイゴールに上げて仕留める、という。

一方のJTは、サーブレシーブがちょっと乱れたり、ラリーになったりすると安易にビソットに上げてます。それでダメなら越川、という眠たくなるパターン。全打数124本中、ビソットと越川だけで計86本、7割www 草はやしてしまったwww ビソットの打数の多さはいつものことですが、それでも1周目の前半は、越川を軸に統率がとれていました。11月14日、東レと゛お互いとりあえず球を3回で返してますバレー”(通称:思考停止バレー)をやって、それにフルセットで負けたあたりからおかしくなった気がします。

豊田合成にサイド一辺倒の思考停止バレーをなんのためらいもなくやってしまっているあたり、リーグ序盤の結束力はもはや失われ、チームにひびが入ってしまったのか???謎ですね。八子の存在感がどんどん薄くなっているのも哀しい限り。八子の背中はきゃしゃで姿勢が悪く、もはや河童にしか見えません。。。残念。

堺ブレvsFC

1周目に苦しんだチーム同士の対戦。堺は1周目の勝ち越しをかけた東レ戦でぎりぎり逃げ切られ、FCは勝ち点6を稼ぎつつも1勝にとどまるという。ここで勝って勢いをつけたい思いはどちらも強かったことだろうと想像しますが、気合だけではどうにもならないことがあるわけで。

堺は、1周目にがまんして種をまき続けた組織バレーの歯車がかみあい、1つ1つのプレーの意図が明快で無駄のない゛みんなちゃんと考えてやってるもんねバレー”(通称:賢いバレー)を展開。1周目ではサントリー戦にもストレート勝ちをしていますが、そのときはまだバタバタするところが見られました。今回のFC戦ではバタバタ感は解消され、勝利までの道が見えた上で、そこから逆算して試合を進めている感じ。これは強いですよ。

強さはデータにも表れています。62本中、ペピチ20本、千々木14本、石島12本、出来田8本、松本7本、佐川のツーアタックが1本。見事に分散しています。千々木はちょっとスランプな感じですが、それ以外のアタッカーは決定率50%台後半から60%超です。堺、FC、豊田合成あたりが安易な外国人頼みをしないチームという印象です。パナは安易に清水に頼る傾向があるのでこのグループには入れません(pffff…

それはさておき。今日の試合は石島の勝負強さが光りましたね。第2セット8-7でラリーになった場面では、アタックライン付近に浮いたボールを後衛の石島が「どけっ!!!」と叫んで前をあけさせ、強打をぶちこんで決めるという(笑)。さすがゴッツ、どうにもならんボールをどうにもならんなりにどうにかして決める才能は今のVリーグではゴッツと松本が双璧ですな。

それだけでなく、今日はサーブもサーブレシーブもブロックも、何をやってもすごかった。1周目も調子が悪かったわけではなく、サントリー戦、東レ戦あたりからはどんどんよくなっていた印象がありましたが、今日はそこに安定感が加わり、ゴッツらしいバレーが観られて大満足です。

そして松本、ネット際のしぶとさ、勝負強さが尋常じゃない(笑)。ネット際に住みついている妖怪なんじゃないかと思うぐらい、゛縄張り”に入ってきたボールは落とさない、逃さない。第1セット11-6の場面ではクイックにコミットブロックがついていてシャットされたのですが、そのボールが着地前の足にあたり、リフティングの要領できれいに上がるという。偶然にしてもすごい。

その後も自分で打ったクイックのリバウンドの処理、ブロックフォロー、ネット上の浮き球の処理など随所に熟練の技と反射神経の良さを発揮。FCは細かい攻撃が決まらないもんだから、手塚かセルジオに振って強打するしかなく、そこに松本がシャカシャカシャカッと走って行ってブロックで圧力をかけるという。センターが攻守の要だよね、というところを身をもって示してくれたのでした。

出来田はクイックの打点が高くなっている印象ですし、今日の試合ではネットから離れた位置からでも決めてました。欧米系の選手は当たり前のように高いクイック、離れたクイックを打ちますが、Vリーグではまず見かけないですよね。ほぼ全員がネット際に張り付いて低いクイックを打ってます。

その結果、松本のようなネット際の妖怪……じゃなかった、職人が誕生する一方、Vリーグでしか通用しないセンターがごろごろ生まれてしまうという。FCの奥村は上背もジャンプ力もないハンデを移動攻撃で補おうという工夫と努力が感じられて好感が持てるのですが、肝心の移動攻撃を止められるとどうしようもない。ちなみに、堺の印東監督は日本と中国でバレーを学び、女子バレーの指導経験もある方なので、移動攻撃はむしろ専門分野でしょう(笑)。奥村は今後、堺戦ではつらいかもしれませんね。

一方、FCはフルセットが多かった影響なのか1周目途中までで手の内をすべて出し尽くしてしまった感があり、そこを堺に徹底的に研究されてしまいましたね。

セッター・山田は組み立てが上手だと思ってみているのですが、今日に限っては、切り込み隊長の奥村の移動攻撃があっさりとブロックされ、サーブで狙われて山本(将)は機能せず、手塚にはガッツリ2枚ブロックがついてきて、手も足も出ず。

そう、山本(将)をサーブで狙うところが堺の独特なところかなと思い始めています。ほかのチームはたいてい、山本/セルジオの前衛にいるほうか、もしくはセルジオ狙いのサーブを打っています。攻撃参加を遅らせ、十分な態勢で打たせない、という戦術ですね。この場合、セルジオのカバーにリベロが入ることが多いため、山本とセルジオ+リベロのサーブレシーブ本数がだいたい同じぐらいで、セルジオ>リベロ、になっています。一方、堺戦だけは1周目も今回も明らかに山本の本数が多いのです。

山本は今日の試合で、サーブレシーブ成功率が70%と、とてもよい数字です。一方、アタックは7本打って1得点・1失点。決定率14.3%、効果率は゛なし”です(1周目のときもほかのアタッカーより低い決定率でした)。つまり、山本にサーブを取らせておけばマークを薄くしてもよく、セルジオ/手塚に的をしぼれる、と。しかも、堺は序盤にセンター線をつぶしているのですね。山田はセンター線からサイドに展開していくパターンのトスワークなので、いきなりセンター線が使えなくなり、山本も機能しないとなるとゲームを作れず苦しかったでしょうね。

坂本監督は2枚替えをしてみたり、ペピチの動線を分断するようなサーブを打たせてみたりとどうにかして活路を見出そうとしていたように感じましたが、被ブロックで15失点、サービスエースで6失点という展開では、選手たちの心が折れまくりの砕けまくりでいかんともしがたく。1周目であんなに粘ったチームと思えないぐらい、あっさりとゲームセットをむかえてしまったのでした。

この1戦でばれてしまった山本(将)はサーブレシーブさせたら攻撃ないよ問題と、奥村のクイックは移動攻撃も含めて止めれるよ問題。奥村の件はサイドやバックアタックとのシンクロ率を高めることで解消できそうですが、さて山本は?どう修正してくるのか興味津々です。


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ヘルン

初めてまして。いつも楽しくブログを拝見させていただいてます。私は堺ブレイザーズを応援しているので、rioさんの堺ブレイザーズの試合の感想をなるほど。と思いながら読ませていただいてます。

開幕戦を観戦し1セット目の16点辺りまで、今シーズンは何て強いんだろうと感激していたのですが、その後の試合展開にとうとう入れ替え戦に行くのかと、始まったばかりのシーズンで思ってしまったのですが、その後ブレイザーズらしいバレーを少しづつ見せてくれるようになり、勝星もつき始め本当に良かったと思います。今シーズンはサーブが良くて、元々ブロックが良いチームなのでサーブ&ブロックで相手チームの戦意を無くしていって欲しいです。

FC戦を観戦しましたが、松本さんのネット際の強さがよく分かりました。第2セットで、ブロックに弾かれたボールが後ろから返ってきた際、アンテナに当たりそうになったのです。それをジャンプしてアンテナに当たる前に自分の手に当て、コート内に戻したのです。相手にチャンスボールを返す事にはなりましたが、すごいなと思いました。アンテナに当たれば相手に1点ですもんね。チャンスボールでも相手コートに返ればブロック出来たり、スパイクがアウトになる可能性もありますから。
rioさんのブログで松本さんがネット際に強いと書かれていたので、注目していたらこういうプレーが見れました。

合成の強さが目立ってますが、今後堺ブレイザーズが台風の目になってくれるような展開を期待して、ソワソワしながら毎週末を迎えたいと思います!これからもブログ楽しみにしてます。
by ヘルン (2015-11-29 08:42) 

rio

>ヘルンさん、コメントありがとうございます。私も堺ブレイザーズが大好物です。あのラテンのノリが大爆発したときの「いてまえ!」な感じがたまりません。

1周目の堺はなかなかかみあわずにもどかしい感じでしたが、サントリー戦あたりから勝ちパターンが見えてきたんじゃないかと思います。東レ戦は反撃が間に合わずに負けてしまいましたが、あの試合の第3、第4セットを最初からやっていれば結果は違っていたのかなと。

その延長でFCに圧勝したこの試合があるので、いい方向に進んでいるのかなと期待して応援しています。堺にとっては、来週の東レ戦、パナ戦が2周目の山場ですね。

松本のプレー、第2セットの9-7の場面ですね。ゴッツの「どけっ!!!」が出た次のプレー。

観ていなかった方のために概要を書くと、タイムアウト明けの堺・佐川のサーブで山本(将)を狙ってたんですよね。1本目は山本に取らせ、クイックを松本がワンタッチとり、それがゴッツのファインプレー=「どけっ!!!」につながったのでした。堺の見事なチームワークです。

で、2本目。佐川はまた山本を狙います。このときはリベロがカバーして山本をフリーにさせました。一方、FCのセンター・鈴木は助走が遅れ、完全なおとりになれなかったのですね。さぼった、と言われても仕方ないプレー。なのでバレバレでも山本にあげるしかなく、ペピチが基準を作り、そこに松本がシャカシャカッと走っていって2枚でワンタッチを取ったのでした。

そのボールがエンドコードまで飛んだのですが、そこに井上が待っていてレシーブ。ここまでは堺の作戦通りだったのですが、井上のレシーブの精度が悪かった。ふわっとしたボールがほぼ想定内の軌道で飛んできたはずなのに、返球がライト側アンテナ付近にずれ、しかも大きふくらんでネットを越えそうな軌道だったのです。

佐川はサーブの位置から戻る途中、石島もワンタッチ対応で深い位置、ペピチと千々木は開いている、松本がなんとかするしかないという状況で、タイミングばっちりでジャンプして手に当てたのでした。

しかもそのとき、次で相手コートに返球しやすいように、ちゃんとペピチ(と戻ってきた佐川)のいる方向にボールを落としているという。すごいです。普段からネット際のボールの処理を意識しているからこそのプレーだなと。

国際大会で上位に来る国、ブラジルなんか特にそうですが、こういうプレーがうまい選手が多いですよね。むしろ、日本を含め体格で劣るアジアのチームがこういうプレーがヘタで、もったいない失点を重ねてたりしますね。

ただ、松本も北京ぐらいまではここまでネット際に強い選手ではなかった気がします。強いのは強いけど足が止まる場面も多かったような。いまは当たり前のようにこなしてますから、30代に突入しても伸びる選手は伸びるんだなと。

この試合、ほかにも松本の゛公式記録には表れないファインプレー”が随所にあって(2ndボールがネットを越えそうなところを、ワンハンドで背中側の相手コートに返球する、とか)、センターが優秀なチームは観ていて楽しいなと改めて思ったのでした。

豊田合成はブロックとレシーブの連係がよくて守備が固いですから、こじ開けるにはセンター線の活躍が必須。松本はまだまだいろいろな技を持っているはずなので大注目です!
by rio (2015-11-30 01:26) 

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