松平翁が逝ってしまった… [バレーボール]
あまりに突然のことでびっくりしました。報道によると昨年の12月28日に入院して、そのまま寝つくこともなく12月31日に亡くなられたそうで。81歳の大往生、マスコミ向けの遺言もきちんと用意されていて、最期の迎え方として一つの理想だなと感じました。
松平翁は功績だけでなく多くの批判にもさらされた方ではありますが、私は功績のほうが大きいと思っています。このブログで私が書いたものも含め、あらゆる松平批判は松平翁の功績を前提に成り立っているわけで。ただ、その「功績」がいつの間にか変質した結果、日本バレーは沈むところまで沈んでしまいました。
松平翁は、勝つことで人気はあとからついてくる、というシンプルなテーゼを掲げて五輪の金メダル獲得に邁進したと理解しています。それが成功して人気が沸騰したまではよかったんですが、次第に人気を維持する=興行的成功を維持することばかりが重視されるようになり、実力強化が二の次になっていく。主要国際大会の日本開催偏重、大会運営ルールの日本優遇、日本バレーのプロ化の否定、選手の”アイドル”化…などなどあらゆる方面からの圧力で日本バレーの根っこが腐ってしまって20年、ですね。
その中心にいた松平翁が、日本バレーの変質にどこまで自覚的・主体的にかかわったのか。いずれ客観的に検証する必要があるのではないかと思います。FIVBへの闇献金疑惑が報じられ、アコスタとつるんで日本バレーを食い物にしているとバッシングされたこともありました。その背景には、バレーのプロ化を進めようとした松平翁や山田翁と実業団の親会社との軋轢があったとの報道もありました。そうした当時の報道がどこまで公正だったのかも含め、世界および日本のバレーの歴史の1コマとして記録しておいてほしいなと。これからのスポーツビジネスを考える上でも重要な資料になる気がします。
それにしても、日本バレー界に松平翁を超えていく気概と能力を持った人物がいまだに現れてきませんねえ。。。全日本男女とも落ちるところまで落ち、数々の日本優遇システムに支えられてなんとか体裁を保っている(男子はそれすら危ういですが)情けない状況なのに、松平翁の後進は既得権益を維持することだけに汲々としている様子。まるで没落貴族の生き様のようで、松平翁は晩年、どのような心境で日本バレー界を見ていたのかなと思います。
こんなことになるとはまったく予想もせず、昨年末にコメント欄でのお返事で、いつまでも松平翁が日本バレー界を支えられるわけでもないと書きました。特に、現状でも女子バレーの“バーター”として扱われている男子バレー、正念場だと思います。
Vリーグのテレビ中継、男子はあまりの進歩のなさにうんざりして、録画したまま最後まで見ずに放置しています。困ったことです。ちなみに女子は、前季と比べて進歩が見られ、そこそこ面白いです。
くどいですが、男子バレー、やばいっす。







新年明けましてというには遅すぎますが、記事3連発きましたね。
今年もバシバシ切りまくってください。
松平さんの訃報は私もそれとなく知りました。東京オリンピック女子バレー金は語り草になってますが、男子も銅だったんですね。祝賀会の日、女子の監督から招待されていないか問われても、当人は受けていない。
これがミュンヘン金への原動力になったようですが、実は主催者が通知すること忘れていたそうです。それほど不遇な環境からの出発であったことが語られていました。
バレーボールを確固たる競技に押し上げた件は、後にサッカー界を牽引した川淵氏とも共通しているように感じます。ある意味ワンマンであり、メディアを上手く利用するなど。両氏とも協会の幹部になってからミソがついてしまいますが、バレー界の功労者である点は誰もが認めることとおもいます。
一方で松平氏が営業・企画の柱としたら、技術・戦術の柱となる良い人材が出現しなかったことが悔やまれる点ではないでしょうか。技術革新はブラジルや米国に持ってかれてますから。
今年はオリンピック年で少しでも良い成績を上げることが最高の供養になるのでしょうが、特に男子は心して掛らないと本当に置き去りにされてしまうでしょうね。
by オーソノ (2012-01-13 00:01)
>オーソノさん、年末年始となぜかどたばたしておりまして、新年のごあいさつもしないまま書きたい放題してしまいました(^^;
アニメやドラマの影響で、つい最近まで、バレーボールと言えばスポ根の典型みたいに思われていたように思いますが、40~50年前の全日本男女は徹底した体力強化だけでなく、斬新なプレーをいくつも開発してますよね。その精神がなぜ受け継がれなかったのか。
実はこれ↑、日本の工業製品についても同じことが言えるようです。車にしても家電にしても、欧米製品にはない根本的な斬新さと性能の良さを武器にシェアを拡大してきたはず。
なのに近年では、なぜか技術革新を=部分改良”というふうに考え方が変質してしまい、日本製にはない斬新さを武器にしている韓国製に市場を奪われつつある、と。どこかの新聞でそんなコラムを読みました。おごれるものは久しからず、です。
その点で言えば、女子の眞鍋監督はなんとかして日本のオリジナルを編み出そうと試行錯誤している分、光明が見えてきた気がします。選手がそろうかどうか、そこが最大のポイントですが。
一方の男子…。困りましたねえ。独創性とかなんとかそんなこと以前に、選手起用や選手交代などその辺からおかしいですもんね。世界最終まであと3ヶ月あまり。秘策はあるんでしょうか。
by rio (2012-01-13 22:57)
や、どぉもあけおめことよろでございますm(_ _)m
…本日まだ1/15なんでギリ新年のあいさつもアリか?と。
なにはともあれ本年もよろしくお願いしますm(_ _)m
それにしてもほんと驚きますた。
ぶっちゃけ過去「…○ねばいいのに」的暴言を吐いたり吐かなかったりしてた
ワテクシですし、この期に及んでなお言いたいことはいくばくかありますが…
さすがに実際亡くなられてなおソレを吐けるワケもなく↓
とりまご冥福をお祈りする次第でございます(ー人ー)ナムー
さておき、ほんとこれでいよいよ「松平翁の後を継ぐ者」ってのの存在が
非常に重要になってくるワケですが。
…半世紀前の松平翁の「劣化コピー」や四半世紀前の松平翁の「腰ぎんちゃく」以外の
「21世紀における日本バレーの功労者」が台頭してくることを望んでやまない
今日この頃でございます。
ま、言うは易く為すは難しってお題目ではありますね。
…とりまマナベェはともかく、ウエタツは宇宙と交信する以外の特殊能力を
発揮してほしいトコロですが…やっぱ無理かなぁ(;´Д`)
by まりふぁな (2012-01-15 21:57)
>まりふぁなさん、遅ればせながら明けましておめでとうございます。昨年にあれこれあってブログ記事での新年のごあいさつは欠礼しておりました。本年もびしびしつっこんでくださいましm(_ _)m
松平翁にいろいろ言えるのも相手が元気であってこそ、ですよね。私もまさかあっさり旅立たれるとは思っておらず、妖怪マツダイラーとか言いたい放題言って遊んでいたんですが。それにしても12月31日に逝かれるとは大往生にナイスなトッピング。記憶に残る人にふさわしい幕切れですね。
その孫弟子とか(マスコミに)言われている植田監督、春高バレー男子決勝の解説席に座ってましたよ。一言も意味のあることを言ってませんでしたが。
春高から若い勢力がどんどん出てきても、清水や福澤のW杯を見ていると手放しで喜べませんよね。
全日本男子の世界最終は、イランに負けたら99%終了。イランに勝ったとしても全体で2敗した時点でほぼ終了。厳しい戦いです。
アジア以外の枠では、前回と同じくアルゼンチンがまわってくる可能性が高い(南米大陸予選でブラジルに負けて世界最終へ)と思いますが、4年前とは比べ物にならないぐらい実力差がついてしまってますよね。
あるいは、北中米予選ではじかれたアメリカかキューバがまわってきたらもっと嫌ですが。日本が勝てそうな欧州勢も見当たらないですし、松平翁の神通力もなくなったいま、起死回生の秘策はあるのか。
あると信じてますが、植田監督の脳内にはない、でしょうね。。。
by rio (2012-01-15 23:38)