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新聞社のテレビ局支配をぶっ壊せ! [今日のニュース]

Yahoo!JAPANの「みんなの政治」にラインナップされた記事です。全文はこちら。


総務相が新聞社の放送局への出資禁止を明言
2010年1月15日 ビデオニュース・ドットコム

原口一博総務相は14日の外国特派員協会での講演の中で、現在のメディア集中排除原則を改正し、新聞社のテレビ局への出資を禁止する法案を国会に提出する意思を表明した。

拍手!このブログでも何度も書いてきましたが、日本のマスコミがゆがんでいるのは、再販制度の新聞特殊指定によってガチガチに保護されている新聞社がテレビ局を支配している構造があるからです。
過去記事1

過去記事2
過去記事を読み返すなんて録音した自分の声を聞くみたいに恥ずかしいのでめったにしないけど、今回は勢いで貼り付けちゃえっ!

この意思表明を「外国特派員協会」って名前の外国人記者クラブでやってるとことがミソ。この記者クラブは、日本の閉鎖的な記者クラブ制度にうんざりげんなりした外国人記者たちが、それでも郷に入れば郷に従えで、自分たちの取材の足場を確保するために仕方なく作った記者クラブです。

そういう経緯から、日本のマスコミの影響力は及びません。そのため、日本のマスコミが一斉に叩いて“口封じ”してくるような政策などを公表する場合、政治家たちはしばしば外国特派員協会を利用します。ここで第一声をあげ、まず海外へ姿勢をアピールして外堀を埋めるわけですね。

政治家がそんな手法を編み出してしまうほど日本のメディア構造はゆがんでいるわけですが、そこを書き出すとまたむかっ腹が立ってくどくなってしまうので、ここは軽くパスして話を進めましょう。

なぜ新聞のテレビ支配がだめか。原口総務相は↓こう行ってます。
 
「クロスメディアの禁止、つまり、プレスと放送が密接に結びついて言論を一色にしてしまえば、そこには多様性も民主主義の基である批判も生まれないわけであります。これを法文化したいと考えています。」

たとえば、いまは新聞もテレビも小沢一色。世論は一斉に小沢バッシングへ傾いています。小沢の疑惑は解明すべきだと思いますし、擁護するつもりはまったくありません。しかし、不気味なのは、なぜこれだけメディアに書くネタ=東京地検特捜部情報が漏れているのかという点です。

検察といえば、取り調べの録画・録音に徹底して反対して世論の反発をくらい、それでも一部しか認めようとしないほど、取り調べの内容が漏れることを嫌う組織です。ぼろんぼろん漏れまくることが前提の警察とはそこがまったく違うんですね。少なくともつい最近までは。

ところが、小沢関連では供述内容から証拠まであらゆることが漏れまくり。逮捕された石川が「預金通帳に『住』『先生』と書き込んで印をつけていた」なんて、今までなら絶対に漏れなかったでしょうし、もし漏れてどこかのメディアがそれを報じたら、即刻、出入り禁止になっていたはずなんです。

しかも、書き込んでいた=クロだと限らないのに、どの新聞・テレビとも、クロとしか思えないような報じ方をしています。これを日本語では情報操作」「世論誘導というんじゃないでしょうか。その結果、鳩山内閣支持率はみごとに暴落しました。それでも自民政権より高いけど(痛)。

なぜここまでリーク情報があふれかえってメディアジャック状態になっているのか。特捜部が意図的に情報を流して書かせているからとしか考えられません。つまり、どうしても小沢のクビを取りたい理由がある。西松事件がだめなら陸山会の不動産購入で、それがだめでもまたほかのことを考えるでしょう。その理由が、権力とカネの問題を明らかにするとかいうきれいごとだとは思えません。きれいごとが狙いなら、西松事件で小沢よりタチが悪いと言われる自民・二階が泳がされたままなのは不自然だからです。

ここで何の脈絡もなく、過去の民主党代表を思い出してしまいました。そういえば菅直人は、年金未納問題で与党を追及している矢先に、自身も“未納”だというこが“発覚”して失脚しています。しかし、菅には年金未加入期間はなく悪名高き社会保険庁のミスによる未払い期間があっただけだったのです。

それを思い出したついでに、さらにいろいろ思い出してしまいました。元自民党の田中真紀子と鈴木宗男、社民党の辻元清美の“目立ちたがり3人衆”は、その発言が世論に大きく影響するようになった途端、次々と“挙げ”られて失脚しました。若手のホープと言われて民主党代表となった前原も偽メール事件で引責辞任。日本の権力構造を政治主導に転換しようとする政治家は、脇の甘い順にことごとく消されてきたのです。

それでもその流れは途絶えず、ついに権力構造の大転換が起こり始めた…となると、なりふり構わずその親玉のクビを打ちに行こうとする勢力も出てくるわけで。いや、もちろんすべて私の妄想ですよ。何の根拠もありません。

それはさておき記事の続きです。日本のメディアの惨状はこちら↓


アメリカを始めとする先進国の多くでは、言論の多様性やメディアの相互チェック能力を担保するために、新聞社が放送局に資本参加する「クロスオーナーシップ」を制限したり禁止する制度や法律が設けられている。

しかし、日本のメディア集中排除原則では、基本的にテレビ、ラジオ、新聞の同時保有を制限するにとどまっている。これが日本のメディア市場が、5つの全国紙と全国放送網の系列が圧倒的シェアを維持したまま固定化され、過去50年にわたり新規参入がまったく行われていない原因の一因となっている。

↑この仕組みを作り出したのは、郵政大臣(当時)だった田中角栄です。そのあと田中は首相にのぼりつめ、ロッキード事件で失脚します。失脚の端緒を開いたのは言わずと知れた立花隆で、使った媒体は文芸春秋=雑誌でした。大きな反響を呼んだ立花隆の記事に対し、新聞の政治部記者たちは「そんなの誰でも知ってることだ」とうそぶいたそうです。知ってたのならなぜ書かなかったのか。それは、この仕組みを作り出したのが…(以下略)。

ちなみに、過去50年といえば、ほぼそのままテレビの歴史です。新規参入がないということは、真の意味での競争がないということでもあります。なので、全国紙とテレビのキー局は社歴1年目から年収800万円前後でスタートし、10年前後で年収1000万円に届くほどの高給取りなんですね。

原口氏はまた、政府の介入を招きやすい原因とされてきた、総務省が直接放送事業者に放送免許を付与している現行制度の改正にも触れ、(中略)現在の放送行政のあり方を根本から変えていく姿勢を明確に打ち出した。

おー!やれやれー!現行制度を改正する際には、肥大化したNHKのあり方も必ず議論になることでしょう。受信料なんていうマヤカシもきっと断ち切られて正常化するに違いない。目立ちたがり、テレビに出たがりでその恩恵を存分に受けてきた原口がここまで言うんだから期待を持ってしまいます。今後も注目していきます。


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KGB

rioさーん、私もこのニュースを聞いたときには思わず拍手してしまいました。やるじゃん、原口!同じテレビ議員でも一太や大村なんかとは格が違うことを証明してくれました!

しかも、当たり前のように大手メディアは完全無視。でもネット上では大反響。これが今の現状なのでしょうね。だいたい世の中が多様化してるのに「マス」メディアなるものが存在できるわけもないですよね。

小沢関連のニュースは?ばかりですね。検察の捜査情報が記者にリークされているとしか思えない話がゴロゴロしてる、これって「公務員の守秘義務違反」という法律違反なのでは?捜査権力とメディアの結託って、ほとんど戦前の大本営報道ですやん!

そういえば、石川氏らが逮捕された日、西松の公判があったようですが、当時の総務部長が「ダミー団体ではなく、実体があった」と証言したとか。唯一の「証拠的なもの(それも一方のみの自白)」がなくなって、どうやって公判維持すんの?と思ったけど、大久保再逮捕で訴状変更だそうな。ちょっと異常すぎでしょ。
もちろん、これも全く報道されず。あれだけ騒いだ西松事件の公判なのに。1回目は「天の声」がどうとか言ってたのに。ばっかじゃなかろーか。

小沢の疑惑を本当にメディアが追及するんなら、公認会計士のような財務に精通した人間をコメンテーターに連れてきて、収支報告書と照らし合わせながらやれば議論すればいいんじゃないの?とか思いながらテレビを見てます。今の報道では、焦点がぼやけてて、一体何が問題なのか分かりにくいように感じます。
by KGB (2010-01-19 01:19) 

古都の侍

こんばんは。

自民党でもきっとたたけば小沢みたいなのが出るんじゃないかなぁ・・・とひっそりこっそり山の中から思っているのですが。

原口大臣は、日本版FCC構想を持ってますよね(本来見習うべきは、アメリカFCCよりもイギリスのOFCOMのような気もしますが)。
民主党は所謂“電波事業”について実は非常に積極的なんですよね(というか、自民党下で族議員などしがらみの影響で改革できなかったンだと思いますが)。NTT再々編問題だとか、電波の比較審査方式からオークション方式へのシフトだとか・・・

しかし小沢問題の本質、ネットで盛り上がって、“マスコミ”で無視・・・って構図がしばらく続くんでしょうね。

by 古都の侍 (2010-01-19 02:35) 

to

rioさん、こんばんは。

鳩山政権の支持率が低下したのは、報道によるものだけではないのでrioさんと意見を異にするところはあるのですが...まぁ、鳩山さんが「今年前半には複数年度を視野に入れた中期財政フレームをつくる」と発言したので、それに期待するとしましょう。

小沢報道については、これだけ情報が出てくるということは特捜部が情報を意図的に流しているのは疑いようがないですが、それをマスコミに報道させているかは一応推測の域なのでしょうかね。それでも、暗黙のうちに阿吽の呼吸でマスコミが動いているか、特捜部の意図的な漏洩に踊らされているか、いずれにしてもマスコミが中立的な報道を行っていないことには怒りを感じます。

鳩山さんの「どうぞ戦って下さい」発言も問題にはなりましたが、あんな発言が出ること自体が異常で、権力が二重に存在しているのが見えてしまっていますよね。海外では、選挙で敗北して政権を降りた野党に対して、与党政権が国家権力を行使していくことがありますが、日本は全く逆のことが行われていて本当に気持ちが悪いです。

「クロスメディアの禁止」、しっかり実現して欲しいですね。これ以上、マスコミをバケモノにしてはいけません。

by to (2010-01-19 21:57) 

rio

>KGBさん、このニュースのあと、原口くんが「“関係者”って表現はどうなの?」ってなことを言った言葉尻をとらえて、マスコミがバッシングを開始しましたね。

二言目には圧力だ!介入だ!などと言い募ってますが、その実、当局と癒着してリーク情報を載せる“だけ”の媒体になってしまってるわけで。だから「関係者」って表現しかできないんだってところを、もっと謙虚に反省すべきですね。

今回の一連の論争で、マスコミが取るべき正しい態度は、「マスコミにも改善すべき点があるのは認める。しかし、その一因となっているのは、日本の公権力の情報公開度の低さだ!」と訴え、政府を情報公開法の改正へと導くことだと思います。

捜査情報の漏洩はもちろん公務員法違反です。情報漏えいを迫ったマスコミ側は情報漏えい教唆になります。しかし、日本のマスコミは“夜回り”と呼ばれる夜中に自宅を訪問する方法でリーク情報を取ってくる記者が“偉い”とされる異常構造。明治時代に海軍への取材方法として始まったといわれていて、その病根は深いものがあります。

↑この構造を正常化するにはマスコミに抑制を強いるだけではだめで、公権力が透明性を高めるための具体的な施策を打つことが最重要だと思ってます。ただ、民主の中枢でそのことを真剣に考えているのはフランケン岡田だけなんだろうなと。

もちろん、そのことと新聞とテレビ局を切り離すことは別の問題ですよね。こっちは喫緊の課題として、是が非でも達成して正常化してもらわねば、被害を被り続けるのは我々ですからねえ。

新聞が時代にも市民にも見放されて没落している状況で、新聞>テレビの支配構造とテレビの参入阻害を続けていれば、テレビは新聞に引きずり込まれる形で共倒れしかねません。そうでなくてもテレビ離れが始まってますから。

マスコミはJALのケリがついたとばかり、一斉に小沢へなだれを打ってます。JALがホントに再生できるかどうかは、これからが本番なのにねえ。。。
by rio (2010-01-21 21:56) 

rio

>古都の侍さん、自民党は西松事件で名前が出た二階をさっさと党職の表舞台から消してそ知らぬ顔をしてますよね。叩けばヘドロが出るのは民主以上だと思いますが。

民主がいろいろできるのも、とりあえずここ4年。いまなら連合さまさまでなくても世間の支持で勝てますから、大胆に大鉈ふるってほしいです。
by rio (2010-01-21 22:02) 

rio

>toさん、世間がメディアに煽られている感じで危ぶんでいるのですが、鳩山政権の支持率は、就任当初より下がっているものの、歴代総理と比べると低いわけではありません。

むしろ、ご祝儀相場が落ち着いたいま、これだけのゴタゴタにさらされても40%台を保っているわけで、これが自民党政権だったら保守系マスコミはきっと「合格点」と書いたはずなのです。

なんで鳩山政権は支持率急落という点ばかりが強調されるんでしょうか。そのうさんくささが気になってます。

もう一つ、面白い事象があります。鳩山政権および小沢を発足当初から叩きに叩いているのは読売新聞ですが、政権支持率について各社の世論調査を見ると、読売が出す数字は毎回、ほかの新聞社より高いんですよね。

新聞社が行う世論調査の回答者は、その新聞の購読者層に偏るという事実があります。人間の心理として、自分がとってる新聞なら協力してあげようと思うからだと分析されています。

ということは、読売があれだけ政権バッシングを続けているにもかかわらず、読売読者層はほかと比べて民主政権に期待をつないでいるとも考えられます。

そういう観点も含めて、新聞・テレビの報道だけで支持率が上下する時代ではなくなっているのは明らかで、その支持率“急落”をことさら強調するマスコミのいびつさがかえって目だってしまいます。

公権力とマスコミは既得権を守る点で利害が一致していて、持ちつ持たれつの関係です。権力は自分たちに都合のいい方向へと世論を誘導するためにマスコミを利用し、マスコミはそれとわかっていてその誘導に手を貸します。

都合のいい方向ってのはなにも、いい話ばかりではありません。たとえば、自民政権下の「居酒屋タクシー」みたいに、重要法案をめぐって与党が追い込まれる姿を世間から隠すために“人身御供”としてマスコミ受けする不祥事をリークするケースもあります。

そういう構造に対して正論を貫き、癒着の温床から足を洗うマスコミがいたとしても、1社だけ「特落ち」を連発してメディアとしての価値を失ってしまう恐れがあります。囚人のジレンマってやつです。

私は、いまのマスコミの狂騒っぷりを眺めているといつも、宮崎アニメ『千と千尋の神隠し』のカオナシを連想してしまいます。
by rio (2010-01-21 22:31) 

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