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W杯・8日目 ゾルジはペルーの栄光を語り継ぐ [バレーボール]

やっぱりイタリアと対戦したチームに目がいくのか、と思ったら、「日本VSペルーを観ていて思いだした」とおっしゃるゾルジ兄貴の「俺についてこい」のコーナーです。きょうのテーマは「ペルーの栄光」。1988年のソウル五輪で銀メダルをとったお話を、日系移民の歴史までふまえて語る、語る(笑)。ちなみに、戦評は復活してます。

1つ目のお話。
1988年のソウル五輪は、女子バレー史上、最もスリリングな大会でした。当時はサイドアウト・15点制。今のように点差が開くと逆転は難しいルールと違って、サーブ権をとらないとポイントが入らないので、粘って粘って大逆転がしばしばあった時代だったのです。

この大会で、ペルーは下馬評を覆し、中国、アメリカ、日本を次々に撃破してついに決勝に進出します。相手は、これが五輪最後となった「ソ連」。2セットを先取し、第3セットも12-6とあと一歩までソ連を追い詰めますが、ここから粘られてしまうのです。試合はフルセットにもつれ込み、第5セットはジュース。バレー界の最高の舞台で繰り広げられた死闘は、ソ連が17-15で取り、ペルーは逆転負けで銀メダルに終わったのでした。

それから何年もあとのこと。ゾルジ兄貴はイタリアで”ペルーチームの母”と呼ばれたセシリア・タイト(左利きのエースでした)に出会います。彼女は当時のことをよく覚えていて「もし第5セットの最終盤で私が前衛にいたら、ペルーは負けなかったと思う」と振り返ったそうです。

この伝説的なペルーVSソ連の試合は、政治やイデオロギーの違いを越え、世界中をテレビに釘付けにしました。その後、ペルー代表のうち3人は国会議員となりました。タイト、ウリベ(現ペルー代表のウリベは姪)、そして世界No.1センターと呼ばれたペレスです。さらに、銀メダリストたちの名前は、首都リマのナショナルスタジアムの石碑に刻まれたのです。

2つ目のお話。
W杯では日本の観客が連日、全日本に大声援をおくっていますが、わずがながら相手チームを応援する観客もいます。ペルー戦でも例外ではなく、なぜなら彼らは「日系ペルー人」だからです。

19世紀の終わりごろから、多くの移民が南北アメリカ(主に、アメリカ、ブラジル、ペルー)に移住を始めました。1980年代、経済発展を遂げた日本では、”3K職場”の労働力が不足するという事態に直面します。その結果、今度は多くの日系移民たちが日本へ”帰国”したのです。特に、愛知県の名古屋市や小牧市には日本最大級の「ペルー人街」があり、大阪まで応援に駆けつけたのです。

ペルーでは1982年以降、女子バレーボールの国際試合が「唯一の楽しみ」とされてきました。ペルーのスポーツ界で唯一、世界選手権に参加した競技だったからです(サッカーのユースを除く)。

現在のペルー代表は、銀メダリストの時代から比べるとかなり弱いチームです。しかし、選手たちはペルーのファンの期待にこたえるため、いつもベストを尽くしています。

キャプテンで大黒柱のレイラ・チウアン、強い意志を持つアタッカーのミラグロス・モイ、堅実なブロッカーのミルタ・ウリベ、17歳セッターのゾイラ・ラ・ローザたちは、ペルーの「唯一の楽しみ」の重みをしっかりと感じてプレーしています。大会が終われば彼女たちは、ペルーから遠く離れた日本に住む日系の仲間たちと、盛大なパーティーを開くのです。

 

ということだそうです。ソウル五輪メダリストは、日本でいう「東洋の魔女」的な位置づけなんですね。その後、弱体化したところもよく似ています。ただ、選手たちとファンの交流の暖かさにはかなり違いがありそうで、反省します(笑)。

さて戦評です。
なぜ、イタリアが勝ったのか?
北京への切符がなんとしてもほしいイタリアは最初から、キューバ、アメリカ、ブラジルとあたる第3、第4ラウンドにターゲットをしぼっていた。ペルーは”走り始めた”イタリアの前に、なす術がなかった。

なぜ、ポーランドが勝ったのか?
セルビアのエース・ニコリッチのインタビューがあるので見てくれよな!(←ってもちろん英語なんだけど)。ニコリッチにとってこれまでで最も重要だった試合は、今年のヨーロッパ選手権の準決勝でのポーランド戦だったという。彼女いわく、「2、3日前にぐだぐだなプレーでストレート負けをしてしまっていたけど、(気持ちを入れ替えて)この試合には快勝できたから」(←ゾルジ兄貴の引用はちょっと不十分かも。インタビューではこのニュアンスで答えています。余談ですが、日本でプレーした印象は「バレーをするには悪くないけど、コートの外の生活はいまいち」だそうで。。。)
フルセットにもつれ込んだ今日の試合では、今度はポーランドが諦めたくなる誘惑を振り切って最後まで戦った。

なぜ、日本が勝ったのか?
ケニアはW杯で、強い相手に少しでも良い内容の試合し、自分たちをレベルアップさせることを目標に掲げている。しかし、ほとんどのチームが、ケニアより格段上で格段に速い。日本はいつもの”大声援”を受け、簡単に勝利した。この試合でケニアが学んだことは何もなかったと思う。

この戦評、いつものようにぼかして書いていますが、「ケニア相手でもお前たちは全日本だけを応援して盛り上がるのか!」という怒りを感じました。 


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もにゃりそん

というか、このあり得ない日本ひいきは何なんだ。最近ゴールデンで中継が始まってから呆れとイライラが混じった気持ちでいる。
まず、なんで毎回毎回日本がホームで、しかも試合の日程が恣意的に(TV用の時間帯に?)組まれてて、よくわかんないアイドル系の人が試合中なのにマイクパフォーマンスしてて、日本人選手だけ背番号の名前表記があだ名なのか。おそらくは多くの人が同じように疑問に思ってるはず(・・・そうあっていて欲しい)。っていうか会場で金色の棒振ってる観客はおかしいと思わないのだろうか。もし何の疑問も持ってないんだとしたら、新興宗教とか洗脳教育に引っかかってしまいやすいたちなのかも知れない。気を付けたほうがいい。
また、もし自分がどこかの外国人で、バレーボールファンとしてこの大会を見てたら、やっぱりTVの前でマジギレしてると思う。どう考えてもアンフェアだからだ。そして同時に日本が勝利のためには卑怯で自己中心的で下品だと思うだろう。バレーボールのおかげで、日本人のこういう酷いイメージが全世界に向かって実況中継されているのと同じじゃないんだろうか・・・

愚痴的なことを書き込んですみませんでした。今日のケニア戦があまりにもボッコボコだったので(試合的にも会場的にも)やるせなくて気持ちを書かせて頂きました。ブログの過去のエントリを読ませて貰って、出場国の不思議な顔ぶれの理由とかわかりました。

願わくば情けない話だけど外国の選手の、誰か一人でもこの意味不明な大会に腹が立ってる人がいるならば、その人に日本との試合のときカメラに向かって言って欲しい、恥ずかしくないのかと。
by もにゃりそん (2007-11-12 02:06) 

Bokuchan

確かに、開催国有利だとは思うけど、応援にしても、どこで開催しても地元チームの試合では地元声援一色になるよ。むしろ日本以上に、すんごいバカ騒ぎで地元応援やる思うよ。ブラジルとか欧米で開催したら、どんなもんか想像つかない?マイクパフォーマンスなんか要らないくらい凄いよ。それがわかってるから自分は別に地元贔屓も当たり前のことだと思ってる。日本は地元を必死に応援するだけで、ブーイングとかしないだけ、まだ行儀良いくらいだよ。欧米だったら敵のサーヴの時はブーイング浴びせるよ。日本で開催しってもらったらFIVBも収益があがるんだろうし、その辺の事情も当然各国に納得してもらってるはず。会場やホテルや交通網も近代的に整備されていて、外国の選手たちも居心地良く過ごせるように、もてなされてるとは思うし。ワールドカップほどの規模じゃなくても、欧米でもいろいろ大会開催してるよ。各大陸選手権もあるし、強化大会とかもいろいろやってるじゃん。その時には、それぞれ開催国が日本に引けを取らないくらい凄いサポートされるはず。ゴールデンタイムに試合が組むのも、どこでもそうだよ。だから日本で開催することは、世界バレー界に小さくない貢献をしてるんだよ。一面的に見なければさ。もし、もっと外国で開催する比重を大きくしてFIVBが大丈夫なら、やればいいと思うよ。
by Bokuchan (2007-11-12 03:07) 

フィン

う~ん。。
確かにおかしいところもたくさんあるとは思うのですが、私個人としてはすべてがおかしいとは思いませんね。
まず、背番号の名前表記についてですが、全く問題ないのでは?日本だけといいますが、他のチームがしてないからといって、イコール「日本がやってることはおかしい」ってことにはならないと思います・・。ニックネームは野球の「イチロー」みたいなものかなと自分は解釈してます。

あと、応援ですが、大きな大会は日本ばかりで開催され日本が優遇され有利であるという疑問点を除いては、ホームでの試合なのですから、日本びいきの応援をするのは当たり前だと思います。少なくとも全日本を真剣に応援している自分は相手がいいプレーをしたからといって、拍手をする余裕はないでしょう。(そんなに冷静に見れないです・・・。)

ちなみにエリツィン杯だとか、アジア選手権は日本もアウェー戦を経験してます。
先日、日本がアジアチャンピオンになったアジア選手権ですが、タイで開催され、日本とタイが対戦した時には、もちろんほとんどがタイの応援団で完全アウェー状態。タイが点数を取れば立ち上がって大騒ぎ。これが普通です。ちなみにタイの人もバルーン棒?で応援している人がたくさんいましたよ。日本は試合に勝ったものの、応援にもかなり苦しめられ、1セットとられて厳しい試合でした。応援はそれだけパワーになります。
ホームである以上それを最大限に利用して一方的に応援することは間違ってないと思うのです。
ただ、日本での開催が多いのでそこが目立ってしまい、卑怯な感じがするのは分かります。

マイクパフォーマンスですが、会場の応援を一つにしたいという目的なのだと思いますが、私もあまり必要ないと思います。ただ、相手からしたら日本語だからなんて言っているか分からないわけで、たいした問題ではないような気も・・。日本人がきくとかなりはずかしい感じがしますが。

最後に、一番おかしいのは大会が日本ばかりで開催されるということではなく、日本に有利な対戦スケジュール(序盤は弱い相手と当たり、終盤に強い相手とあたるように組まれており、序盤に黒星をあげないことで日本がリズムに乗りやすいことや、テレビの面では視聴者の心を離さないことが期待できる)や日本の試合の開始時間帯の固定(日本戦の試合開始時間は午後6時か午後7時半にすることでテレビの放送時間と近くし、日本は毎回同じ時間帯に試合ができるのでリズムが作りやすいこと)などの日本が優遇されている点と、テレビ放送との妙な関わりではないだろうか。
by フィン (2007-11-12 04:20) 

rio

>もにゃりそんさん、Bokuchanさん、フィンさん、コメントありがとうございます。お返事のかわりに、事実だけを書き留めます。

まず、背番号の名前表記については、コートネームをつけているのは日本だけではありません。むしろこれは、ブラジルチームあたりから始まって、日本や他の国も真似したのだと思います。

次に、応援の仕方については、私は昔のほうがよかったと思います。昔も日本開催の大会では轟音のような大声援でしたが、相手チームのファインプレーにも驚きの声と拍手が自然発生的に湧いていました。いまは静まり返りますよね。

サッカー観戦があっという間にメジャーな娯楽になったせいか、ホームやアウェーといった言葉遣いだけなく、応援の仕方までサッカー=世界基準、と誤解されている方が多いように感じます。しかし、例えばテニスではプレー中は静かに見守り、どの選手に対してもいいプレーには等しく拍手が贈られます。

バレーでは「サーブ開始の笛が鳴ると、声援をストップする」という申し合わせが90年代にできたはずですが、最近また、なし崩しになってきていますね。残念です。

ただ、ケニアは、日本の1万人の観客の前でやるとテンションが高まってうれしいと感じるチームだそうです。一方、セルビアなど一部の国は、日本の大歓声に浮き足立ったりいつも以上に緊張したりするそうで、国民性や慣れ、不慣れということもあるのだと思います。

日本開催の件については、理由がテレビ放映権のためとはっきりしており、世界のバレー界を歪める原因となっています。世界ランキングは出場大会の順位をもとにしたポイント制で決まるため、開催試合を多く持っている国のランキングが実力以上になってしまうからです。

FIVBの収入の過半数は日本からだと言われています。そのカネがFIVBの一部役員の間で不正に使われているという噂があり、内紛が起きて一部が脱退、という事件までありました。また、設立当初の歴史的な経緯から、JVAはFIVB加盟団体としてはちょっと独特の存在感を持っています。

五輪種目の見直し項目にバレーボールが含まれた際(参加国数を12から8に減らす)、FIVBとともに政治力を発揮したのがJVAでした。FIVBはサッカーをしのぐ世界一の加盟国数(実働数はサッカーより大幅に少なく、レベルの差も大きい)を誇っていますが、この基礎を気づいたのもジャパンマネーと日本人指導者たちです。

ホームの試合をゴールデンで流す、ホームに有利な試合順になるなどについては、どのスポーツでもあることなので問題だとは思いません。ホスト役についての感謝の意味もあるはずだからです。

しかしバレーに限っては、次のWGPも世界最終予選も世界バレーも日本開催。W杯とグラチャンにいたっては、ずっと日本開催、という異常事態があるために、ホームアドバンテージは全日本を弱体化させる原因になっています。
by rio (2007-11-12 12:31) 

もにゃりそん

>フィンさん
ご指摘ありがとうございます。自分はあんまりバレーを知らないので、バレーの一般常識的な部分が全然分かってません。それ故にバレーをよく知る人から見たらおかしい発言をしていたかも知れません・・・
自分も開催国が熱狂的な応援を送って生まれるようなホームアドバンテージは良い物だと思います。サッカーだって野球だって国際試合となれば大きな日本コールが起きるし、それを楽しむのがスポーツの醍醐味のひとつでもあると思います。ただ、マイクを使ったあの方法はなんだか頂けません。
ジャニーズの誰か(?)がマイクを使って先導を取り、それに対して観客が答えるっていう形式が、なんだか見世物っぽくて気持ち悪く感じるのです。スポーツなのか、スポーツを利用したバラエティなのかわからないように思います。ですから、rioさんが仰るような相手チームの好プレーに驚きの声が出るような状況がなくなってしまったんだと思います。もしあの会場あの状況で相手のプレーに声をあげる人がいたら(テレビによく映る主審後ろあたりに)、その人は浮いたように映るのではないでしょうか。TBSがスポーツを興行化したおかげでボクシング界は不信を抱かれ、亀田一家は全国民から白い目で見られるようになってしまいました。テレビ界は目先の利益(視聴率)のためなら、同じ過ちを何度も繰り返すのでしょうか。

>rioさん
大変詳しい説明ありがとうございます。
そんなひどい内実があったんですね。しかも、自浄作用が無いようですから、本当にひどいですね。熱心なバレーボールファンは、腹に据えかねるほど頭にきてると察します。
by もにゃりそん (2007-11-12 18:08) 

miosi

>rioさん
下に引用しましたrioさんのコメントの箇所ですが、それらの事情がわかる本や資料、あるいは参照すべき記事や資料等がありましたら、宜しければお教えください。(もしなければ、お手数ですが、御存知のことを簡略にで構いませんので、お教えくださいませ、お願いいたします。)

(引用)
FIVBの収入の過半数は日本からだと言われています。そのカネがFIVBの一部役員の間で不正に使われているという噂があり、内紛が起きて一部が脱退、という事件までありました。また、設立当初の歴史的な経緯から、JVAはFIVB加盟団体としてはちょっと独特の存在感を持っています。

五輪種目の見直し項目にバレーボールが含まれた際(参加国数を12から8に減らす)、FIVBとともに政治力を発揮したのがJVAでした。FIVBはサッカーをしのぐ世界一の加盟国数(実働数はサッカーより大幅に少なく、レベルの差も大きい)を誇っていますが、この基礎を気づいたのもジャパンマネーと日本人指導者たちです。

(引用終了)


p.s.
ホントは、自分の好きなラグビーと比較してバレーの状況はどうか?というのをコメント欄にも拘らず書いてたのですが、余りに長文になったのと、書いてて「日本バレーって実は汚い部分も含めて国際的に認められてるなぁ、いいなぁ、それに比べラグビーは・・・orz」と悲しくなってしまい、断念しました(汗)
by miosi (2007-11-12 19:09) 

rio

>もにゃりそんさん、私もあのDJはなんとかならんものかと思います。DJに煽られ、声をそろえて同じ応援をしている姿は異様ですよね。あと、サーブを打つタイミングにあわせて「そーれ」を叫ぶのは、選手はやりにくいのではないかと思ったりもします。

「ニッポン、チャチャチャ」はもともと、自然発生的に生まれた声援だそうです。バレーの代名詞のようになり、サッカーの国際試合にも取り入れられました。応援したい、という気持ちから湧き出てくるような、そんな形ならノリやすいのですが。

>miosiさん、手元に豊富な資料があるわけではなく、これまでの報道の範囲内で書いていますので、あくまで参考意見とお考え下さい。

資料の一つはこんな記事です。昨年の今頃、東京で開かれたFIVBの総会での一こまです。

<日本でバレー界の暗闘 国際連盟対前専務理事 >

 国際バレーボール連盟(FIVB)総会で、前専務理事のジャンピエール・セッピ氏を「泥棒」「強盗」と呼ぶ、激しい言葉が飛び交った。31日の世界選手権開幕を前に、FIVB対前専務理事の暗闘が東京で繰り広げられている。

 昨年、資金不正流用疑惑でFIVBに解任されたスイス人のセッピ氏が「バレーボールとビーチバレーを守る」を理由に、新団体創設を宣言した。総会会場と別の場所で、FIVBのルーベン・アコスタ会長の横領疑惑を主張し「アコスタは自分と妻のために2500万ドル(約30億円)も不正に使った」と告発した。

 警戒したFIVBは総会初日の23日に、世界唯一の統括団体としての意義を強調した「東京宣言」を採択した。結束を強めて造反者を出さない狙いだ。25日の最終日は、満場一致でアコスタ会長を再任した。

 宣言採択の日、メキシコ出身のアコスタ会長に近いといわれる南米の複数の協会代表がセッピ氏を汚くののしった。副会長経験のある松平康隆日本協会名誉会長も、演説で団結を訴えた。

 FIVBと日本協会の関係は緊密で、現在でもFIVBの収入の約6割がテレビ放送権料など日本からの収入で占められるという。日本協会の山岸紀郎専務理事は「協会にも世界選手権にもまったく影響はない。セッピのことは無視すればいい」と黙殺する方針だ。

(了)

[ 共同通信社 2006年10月25日 17:12 ]


共同通信は「事実」を速報する通信社でありながら、なぜかバレー界については厳しい姿勢を貫いてます。世界バレー女子2006で”竹下MVP”批判を世界に配信したのも記憶に新しいところです。

FIVBは設立から半世紀以上経つにもかかわらず、現会長が2代目です。あらゆるスポーツはほぼ100%ヨーロッパ主導(最近は柔道もしてやられましたよね)ですが、その中で、日本発祥でもないのにJVAが独特の存在感を保っているのは、こうした事情があるからです(←これだけがすべてではないと思いますが)。

ご参考まで。
by rio (2007-11-13 02:09) 

miosi

お教え頂き、ありがとうございました。

・・・って、6割が日本からの収入ですか・・・、じゃぁ、日本ばかりで大会を開催しても、代表強化の上では問題になれど、経済上の合理性や道義的な問題さえも殆ど「クリアしている」と言ってしまって良いのでは・・・。少なくともラグビーみたいに、IRB八カ国以外にはWカップで異常な日程を組ませる、といった明らかな不公平は起きていない様ですし。バレーボールのファンの方は胸を張るまではいかなくても、何か引け目を感じる事はないのですね、益々羨ましいです・・・。
by miosi (2007-11-13 13:27) 

rio

>miosiさん、スポーツそのものは純粋な感動を呼ぶものであっても、「スポーツ大会」はオリンピックからして”政治と金”です。金と実績のある国の発言力が強いのは仕方がない側面もあります。

ラグビーの「異常さ」は詳しくは存じませんが、世界バレー2006ではこんなことがありました。当時、大会前から日本男子のベスト8が「指定席」と陰で呼ばれていたそうで(←もちろん、そこまでの実力は日本にはありませんでした)、そのために徹底的に日本有利な組み合わせが行われたのでした。6位に終わった女子の”竹下MVP”、男子は”ベスト8”、という結果を演出することで、興行的な盛り上げを図ったのです。

バレーの「異常さ」はまさにこういう面にあると思います。五輪、世界バレー、W杯の3大会といえども、興行優先。

W杯女子の今大会では、連盟推薦枠(ワイルドカード)でポーランドが出場していますが、欧州選手権でも世界ランキングでもポーランドより上位だったロシアは選ばれませんでした。これも日本での興行を意識した結果だと思います。

さらに、そのポーランド戦は今大会中屈指の重要カードで、フルセットにもつれこんだにもかかわらず、放送では第3セットを全カットしました。興行的にジャニの歌やコメントを切れず、試合を切ったのです。

強豪国に有利な大会運営をされていても「スポーツ」としての地位を保っているラグビーと、どっちがマシでしょうか。。。
by rio (2007-11-14 02:06) 

Bokuchan

まーまー、rioさんの純粋にスポーツを愛する気持ちもわかるし尊いよね。 試合を切ってジャニの歌を流したってのは笑った。 自分もあいつらの登場や、マイクパフォーマンスとかは嫌いだよ。 まーでも取られたセットだから。 自分も録画しながら観てる時、ちょっと不甲斐なくて、繰り返し見たいと思わない感じでセット取られたりしたら、腹立って巻き戻して、そのセットを上書きして次のセットから録画し直す時あるよ。w それと、日本で開催する割合が減ったらさ、必然的にバレーボール中継も減って、たくさん観れなくなる残念な面もありそうじゃん。 ホームでばかりやって、結局アウェーでの強さが身に付かないっつうマイナス面やら、いろいろ問題あるけど、観れなくなったら、もっと面白くないしねー。 でも今後、ワールドカップでも日本が常時上位に入るほど強くなったりしたら、いつも地元の声援がある不公平さはあるから、開催地を持ち回りにするような話も出てきかねないような気がする。 今のところは、どうせ3位以内とかには入らない実力だから、各国も、まーいっかって感じなんじゃない?w
by Bokuchan (2007-11-14 03:44) 

rio

>Bokuchanさん、日本がいまのような形でバレー界を支配できるのもあと数年だと思います。北京五輪では中国が少なくともメダル、たぶん金メダルをとるでしょう。その結果、80年代のバレーブームの再来がおき、日本以上に「儲かる」国になると予想しています。分母が違いますからねー。

中国がハブとなれば、時差もなく、自前で盛り上げる必要もないわけで、テレビ局的には問題ありません。JVAを放映権料ビジネスにうまくかませて黙らせることができれば、むしろ今よりメリットがあると思います。
by rio (2007-11-14 04:42) 

Bokuchan

なるほど。 そうだね。 日本がこれ以上もっと、メダル圏内にまで強くなってくるよりも可能性ありそうだね。
by Bokuchan (2007-11-14 05:55) 

miosi

再度、書かせていただきます。取り留めの無い文章になってしまいましたこと、ご寛恕ください。

>ジャニの歌等のテレビ局の演出
えーと、主催者とフジテレビさまが、試合前に歌を歌わせた方が、国内ではさらに盛り上がり、国外ではFIVBにいい顔をしてもらえ、何よりゾルジの兄貴に褒めてもらえる(爆)と判断してのあの演出だと思いますので、いいんじゃないでしょか・・・笑、ハハハ。
ただ、ミーハーすぎる理由でラグビーを好きになった私には、ジャニだけが目当ての人でも、馬鹿にはできないんですo      rz

本当は、フジテレビの欧州サッカーの報道のように、堅く、真面目な放送に変えた方が、長い目では、テレビ局にとって安全かつ安定したコンテンツになるとおもうんですが・・・。

>ラグビーと、どっちがマシ
ご指摘を頂きましても、バレーボールの方がやっぱり、ずっと、まし、だと思います。

バレーボール:
日曜のお昼にVリーグをnhkの衛星第一でやっていたりします。
代表の試合の視聴率が20%近いです。
JVAは、日本野球連盟とは違い、オリンピックの出場国数削減の反対に政治力を発揮できます。
ラグビー:
jsportsを観られなければ、トップリーグさえも見られませんが、地方でjsportsを観るには結構手間が要りますし、何より金が余計にかかります・・・。
一番の人気チームが早稲田大学という歪な状態であり、代表に熱狂するのはMじゃないと厳しいです・・・。
第一回wカップでKDDがメインスポンサーだったのですが、何にも影響を残せず、今やwカップで中三日という殺人的(←代表の試合では、誇張表現ではないです)日程を強いられる情況に・・・。

と簡単に比較しても、愚痴ばっかりに・・・泣。正直、競馬などと同様に、ラグビーは国内だけでの価値基準をつくってそれで満足させるスポーツにした方がいいのでは?とも思ってしまいます。

>中国が日本以上に「儲かる」国になる
優れた視点をお持ちで、感心しきりです…。
最後に少々バレーボールを離れてしまいますが、お許しを・・・。
これは母校の学園祭で、お世話になった先生に挨拶に伺った際に伺ったことなのですが、中国の最近発表された物権法は日本の民法(←日本の法自体が独と仏の法が素なのに)をもろにモデルにしているのではないか、とおっしゃってました。
とすると、中国のスポーツの放送も日本と相似形で発展していくのかな、と・・・。もしも日本の放送局が中国に「輸出」出来るものがあるとすれば、なんなのでしょう・・・か?
それとも、中国では既にサッカーは、欧州リーグが放送されていて、それを多くの人が見ていると言う情況から考えるに、現在の情況は日本と変わらないのかなぁ・・・むしろ、中国のスポーツ環境の一部から何かを、日本の放送局側が受け入れていくべきなのでしょう・・・か?
by miosi (2007-11-14 18:01) 

rio

>miosiさん、バレーの興行的な成功がラグビーファンにとってはよりマシに見える、ということですね。

今の時代、食えないスポーツに「将来は無い」(←女子プロゴルファーの言葉)というのが厳然たる事実。そういう意味では、バレーは、選手個人で一生食っていくのは難しいにしても、組織で食っていく方法を編み出した点ではラグビーより「進んでいる」のかもしれません。

中国はかつての独自の商習慣を捨て、世界基準に合わせる努力(と駆け引き)を続けています。放映権ビジネスはすでに確固たる方法論が世界中に根付いているので、中国もそれに従わざるを得ないのではないかと思います。

というお答えでよいですか?あるいは、「中国も日本の真似をして大会前にアイドルを踊らせるのでは?」ということでしょうか。そうなったとしても、それを今と同じやり方で日本のメディアが流すとは思えませんが。

最後に、ゾルジはフジのやり方を「褒めた」わけではないと思います。
by rio (2007-11-15 01:51) 

Bokuchan

中国でなら時差の問題もほとんど無く、テレビ中継的には大丈夫だとしても
去年の世界バレーもそうでしたけど、今、フジテレビはスカパーで全試合放送してくれていて
自分は外国チーム同士の対戦の方をむしろ楽しんでいるから
どこでも外国で開催されたら、日本で全試合は観れなくくなりそうで残念ですね。
せいぜい日本戦だけになりそうな。。。
by Bokuchan (2007-11-15 06:24) 

rio

>Bokuchanさん、個人的には、バレーの試合をどこでやろうと、有料放送であれば全試合を見られると思います。

特に、2011年にはデジタル放送に移行して、日本も本格的な多チャンネル時代に突入します。バレー専門チャンネルもそのうちできるのでは。

ただ、規制のマスメディア(特に新聞社)がどこまで既得権益を開放するか(逆に言えばどこまで邪魔するか)、そこがまったく不透明です。バレー専門チャンネルをフジやTBSが作って契約を独占してしまうと目も当てられませんよね。。。
by rio (2007-11-15 11:26) 

miosi

長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。

丁寧にお答え頂いた結果が、自分にとってはキツイことに、以前先輩から頂いた
「『パンとサーカス』のサーカスに相当するスポーツは、その見方も栄誉も個人に帰する問題であり、そもそも公共の領域における公共の善の追求とは馴染まない」
という言葉を思い起こさせることになってしまいましたが、それでもせめて自分の出来る範囲で、スポーツを大切にする人を私も大切にしようという気持ちを取り戻させてくださいましたこと、感謝しております。

p.s.
>何よりゾルジの兄貴に褒めてもらえる(爆)
最後に爆をつけといたように、主催者への皮肉のつもりだったのですが・・・。
私の文の硬さでわかりにくくなってしまったのでしたら、申し訳ないです・・・。
by miosi (2007-11-15 13:44) 

rio

>miosiさん、ゾルジの件は元記事を読まれていない方が誤解されるといけませんので余計ながらつけ加えました。管理人の転ばぬ先の杖とご理解ください。

私はスポーツが「公共の領域における~云々」とまでは思いませんが。。。
パラリンピックやマスターズ大会のようなイベントも定着してきましたし、個人単位でも”良妻賢母”という価値観を体現し続けるかつての橋本聖子、いまの谷亮子のような人もいます(良し悪しは別として)。このことと、スポーツの商業化は別問題なのでは。

いまのような商業スポーツの原点は1984年のロス五輪だというのが通説です。バレーがそのビジネスモデルを取り入れたのは90年代後半からです。高々その程度の”ブーム”のさなかにあるわけで、この状態がいつまでも続くとは思えません。

それよりも、ラグビーとバレーの普及の差は、社会的背景の違いのほうが重要だと思います。

ぱっと思いつくだけでも、

・小中学校にラグビー部が無い(←これは文科省の問題でもありますが)
・ほとんどの小中高校が体育でもラグビーを選択しない(←これもまた)
・地域のラグビークラブがほとんどない
・以上のことから、そもそもルールが知られていない
・過去、日本代表が強かった時代が無い

などが挙げられます。この点に関して、ラグビーと、野球、サッカー、バレーの取り組みに差があるのは事実だと思います。

裾野が広い山ほど高い(=商業的に成功する)のが道理で、JVAが取り組んでいるコーチングキャラバンなども裾野拡大への努力です。

ただ、個人的には、ラグビーのように安易な商業化に走らず、スポーツとしての醍醐味を重視した運営方法に好感を持っています。シドニーにいた頃、毎日のようにやっているオージーラグビーをよく見ていましたが、余計な演出は一切ありませんでした。
by rio (2007-11-15 15:39) 

miosi

かなりダウナーなこと書いてしまいましたので、不必要と思われる箇所は読み飛ばしてください。

>スポーツは公共の領域における公共の善の追求とは馴染まない

少々本来の趣旨とはずれてしまいますけど、『スポーツ、特にプロスポーツは果たして社会に貢献できるものがあるのか』、と読み替えて頂ければ。お恥ずかしい限りですが、私のスポーツの理解が不十分で、プロスポーツは社会のガス抜きとして、必要悪として、存在するのは確かなのですが、単純且つ明快に他人はおろか自分自身にさえ説明するのが未だできないものでして・・・。ハッキリ最初の意志として説明できるものがないと、視聴率や収益といったものだけしか判断材料が無くなってしまい、それだけはいやなので・・・。

>ラグビーの普及

んー、ラグビー危険ですからねぇ・・・。正直、文部省の判断は間違ってないでしょうねぇ。
正直、昔の「負けても面白いラグビーをして弱いなりには妙な尊敬を集めていた日本ラグビー代表」に対して、要らない幻想を抱いているのも、本音はラグビーの普及を諦めてしまっているのも、私自身なのかなぁ。

>余計な演出の放送と、商業化に因果関係はどの程度あるのでしょう・・・?

14年前にBBCのCL(←当時はまだチャンピオンズカップだったかも)のサッカー中継のビデオを見て、実況と解説者だけという放送形態にびっくりした記憶があります。当時すでに商業化が進んでいたサッカーでしたが、やはりシンプルな放送を行っていました。

なお、日本のサッカー放送につき、本人たちの意思はどうあれ、余計でうるさい放送の一因となってしまったカビラ兄弟ですが、今は紛失してしまったJリーグ開幕前のムックで兄弟で対談して「シンプルな放送が理想だよね」「うん、そうそう」みたいな会話をしていたのです。今思っても、あのムックの存在は夢か幻かと、サッカーファンに見せたらその反応は爆笑なのか激怒なのか嘲笑なのかネタのやらせと疑うのか、と・・・。

どうして日本だと、こうなるんだろう???いつか明確な原因を見つけられるのでしょうか・・・、見つかっても私はどうしたら良いんだろう・・・。

>余り知識の無い私が無理矢理バレーボールを観ると・・・ご笑覧ください

『ブラジルの女子バレーが無冠の帝王だというのは、ラグビーのNZ代表が「殆どの部分で相手を僅かに上回っているため何でもできるのだけど、ゆえに逆にチームに筋が通らずに、最後は力技に頼って負けてしまう」ことと似てるのかな~』みたいな、全く試合と関係の無いことが頭に浮かんでしまって・・・、なんだかrioさんはじめバレーファンの方に申し訳ない気に・・・。観て楽しむ素地が無いのかなぁ・・・。

その中で日本代表の試合の感想を素人なりに申し上げますと、決して「一生懸命」ではなくて「いっぱいいっぱい」に見えてしまいます。「よくがんばった!!」というプレイはあるのですが、それを無駄に使ってしまっている感が・・・。

ただ、ファンの方の意識と知識は他の方のブログも含めて高いのが、やっぱりいいなぁって思います。結論は結局「やっぱりバレーファンはいいなぁ」に落ち着いてしまいました笑。
ご紹介のあった
http://suis.cocolog-nifty.com/suis_blog/2007/11/2007_6ef4.html
は、柳本監督以上に、ラグビーを見ると二言目に「ラグビーはタックルだ」しかいえないラグビーファンにこそ送られるべき文章だと思います。
by miosi (2007-11-16 19:27) 

rio

>miosiさん、コメントありがとうございます。

プロスポーツが単純な「ガス抜き」とは思いませんし、ましてや「必要悪」などとは思いません。「パンとサーカス」という古代封建社会にうまれた言葉にとらわれすぎなのでは。わざわざ複雑に考える必要性はないと思います。

ラグビーにもいろいろな形態があります。ルールを普及させるためだけなら、タッチフットでもいいわけですよね。日本では野球に匹敵する歴史を持つラグビーですが、”内輪”のノリで満足している感は否めません。

余計な演出の放送=商業化です。「バラエティ」という独特のテレビ文化を発達させてきた日本に特徴的な手法です。miosiさんがどうすればいいのかは私には分かりませんが。

最後に、ラグビーファン、バレーファンと固定的に分類する必要性もないと思います。まして、申し訳なさを感じるなんてナンセンスです。もっと肩の力を抜いていきましょうよ。
by rio (2007-11-18 06:22) 

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