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世界最終女子・セルビア戦 祝出場。底を打ったと信じたい [バレーボール]

やはり世界最終女子の日本用の“崖っぷち”は広大でした。後ずさっても後ずさっても落ちない崖。これがハリウッド映画なら、ジャンルはもちろんコメディです。

切符を確定させた2-1からセット落としてフルセット負け。「予選1位通過」なんて小っ恥ずかしい目標はハナっからどうでもいいことなんですが、アジア枠での出場って…冗談は顔だけにしてほしいダサさ加減です。

この大会が、

1.中国がW杯で切符を取る=世界最終にはまわってこない
2.日本が勝てるアジアを呼ぶ
(だから台湾、とかね)

ということを前提に組み立てられていて、

3.日本開催で日本のみ試合時間を固定
4.日本が戦いやすい試合順になっている

という超優遇措置が取られていることを忘れてはいけません。

そこまでやってもらってやっと4位(前回の2008年はギリで3位)。そう言えば、世界バレーもW杯も日本開催だったからな、と誰しもが思う結果になってしまいました。試合後の監督・選手たちの浮かない表情は、そのことを身にしみて感じているから…ですよね?

ま、結果は良いほうに転がったので、ロンドンで“ダサさ返上”してくれればそれでよし。反省するのは今日だけにして、明日からまた目の色変えてくださいまし。

セルビアが生き残ってタイが落選したことは、必ずしも日本にとってまずい結果だとは思いません。セルビアが入ったほうが五輪の予選ラウンドで星のつぶしあいになるはず。なので、日本が上位通過する可能性は、タイが生き残ったときよりも大きいかもしれません。直接対決だと、もちろんタイのほうがやりやすいことは間違いないですけど。

言いたいことは山ほどありつつ…ひとまずローテを↓

 竹下        荒木         江畑

 木村        平井         新鍋  L佐野
-----------------------------------------------------------
 ブラコチェ    ベリコ(MB)     マレセ

 ベーソ     ラシッチ(MB)   オグニェノ(S)  Lチェー

長いので、ラシッチ以外の方々の「ビッチ」を省略してしまいましたm(_ _)m まったくどうでもいいことなんですが、本日の昼下がり、新宿のスポーツ用品店でセルビアのチームTシャツを着たでかい白人女子2人を目撃。バレーボールグッズを選んでましたが、まさかまさか、選手じゃないよね?大一番の前に新宿でお買い物、ってなことにはなってないと信じたい。

日本はライトに新鍋。決してベストの選択ではないけれど、守備が安定することと、ラリー中にオープントスを上げられるという点で、山口よりマシと判断したのは正解でしょう。ただ、そういうことなんだったら狩野だろ!と思ったのは私だけじゃないはず。このローテで2枚替え要因に山口って、だったら狩野は何のためにベンチにいるんだ?

ま、このあと17人から絞り込むとのことなので、情に流されずにロジックで決まると信じましょう。ひとつ疑問。実況は盛んに、「17人から12人に絞り込まれる」と言ってましたが、登録は14人までOKになったんじゃなかったっけ?で、ベンチに入れるのは12人…つまり、試合ごとに12人を選び直してもよくなったはず。違ってたら教えてくださいm(_ _)m

この試合、振り返るまでもなく、MVPはアラキングでしょう。26本打って決定17、チームで打点トップって…力を温存しすぎだろ(^^; いつもオカメのような柔和な顔がハンニャみたいになってたので、それだけ気合が入ってたということなんでしょう。キャプテンだし責任感強い選手だし、結果につながってなによりです。

セルビアはライト攻撃を捨てて、レフト攻撃を徹底マーク。特に、前衛の攻撃が2枚になるときはセンターも捨ててんじゃないの?ってぐらいの対レフトシフトだったので、荒木のブロード攻撃が面白いように決まりました。

↑この反動として、木村が49本打って決定8、ミス9で効果率まさかのマイナス。江畑は42本打って決定12、ミス2と両レフトが機能せず。ライトに入った新鍋も26本打って決定9、ミス8、レフトからのアタックがなかなか決まらず、これはよろしくない。荒木ががんばってもサイドが総崩れではそりゃ勝てんわな。ちなみに、平井は10本打って決定2。ただ、“打ってる”という印象は強かったので、ブロックをひきつける役割はそれなりにできてたんじゃないかと思います。

ただ、これでは五輪は勝てません。セルビアは荒木にどれだけ決められても試合最終盤まで対レフトにこだわったし、その結果、サイド陣が全員つぶされた。五輪で勝つチームは、こういう展開でサイドが崩れないですよね。あるいは、崩れたとしても同レベルの控えがいるので、チームとしては崩れない。本日のセルビア戦、新たな“日本のつぶし方”が確立されてしまったんじゃないかと心配です。

そのサイド陣、川合が何度も「木村は相当疲れてる」と言ってましたが、今大会でもまた、全選手の中で最多打数です…。

木村268本、オヌマー(タイ)244本、ヨンギョン(韓国)223本、江畑215本。200本を超えてる選手はこの4人だけ。このうち、ヨンギョンは決定率56.95%でスパイク部門1位です。オヌマーが14位、江畑が16位、木村が18位。

なんだこれ?日本だけが両レフトのスタメンの打数が200本超えてるこの異常な感じ。それとは別に、200本超える打数をうって56.95%も決めてるヨンギョンの凄さ。サーブレシーブでも徹底して狙われてるのにね。数字だけ見てると木村がたいしたことない選手に見えてしまうから悲しいです。もっと上手に使ってあげてください。じゃないと、ほんとWGP→五輪っていう流れ、持たないと思うよ。

っていうか、WGPではさすがに、木村は休ませるんですよね?で、17人から12人の絞込みをやるんですよね?栗原の復調具合にもよると思いますが、江畑、迫田、新鍋、山口がそろってロンドンに行くことはありえない。江畑はもはや完全にマークされ、今大会で仕事をさせてもらえませんでした。山口もまたしかり。山口が通用するのは大会序盤、あるいは試合の序盤だけ。それでも江畑。山口にかけるのか。

守備固めで新鍋を入れておくという判断はありだと思います。少なくともリベロを2人いれるよりかはいい。もし山口を入れるなら、両サイドから2段トスを打ち切ることとバックアタックが必須でしょう。それができないことを補って余りある活躍ができる選手とは思えないので。で、江畑か迫田か、という判断になるとしたら迫田でしょうね。ブロックができる、狭い範囲ならサーブレシーブできる、という微妙な差ですが。

センターに関しては、残念ながら岩坂は時期尚早。リオ五輪を目指してもらいましょう。山本、井上がどこまで復調してるのか定かではありませんが、センター線の得点力という点では山本を入れておいたほうがよさそうです。ブロックがややへなちょこですが、そのほかの守備はうまいし、なんとかセミも打てるので。で、井上と平井だったら…微妙。井上は攻撃力がないからなー。平井はブロックの完成が速いし滞空力があるので、WGPで徹底して鍛えればなんとか間に合うかも。

などなどテキトーなことを言ってますが、まずは五輪出場おめでとうございます。世界最終男子→WGP→五輪と続くので、体調管理を万全にして備えたいと思います(謎)


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世界最終女子・ロシア戦 練習試合モードの相手に完敗 [バレーボール]

やはり悪い予感だけはあたるもので、ロシアに3-0のストレート負け。しかも中盤以降は常に先行され、同点にすらできない完敗。

練習試合なノリでやってる相手に、サービスエースを12本も決めながらのこの負けっぷりは、もちろん身長差以上の実力差があるからでしょう。試合後に川合やらモトコさんやらがごちゃごちゃとフォローコメントしてましたが…むなしいっす。

でも大丈夫。世界最終女子は日本による日本のための大会なので。明日のセルビア戦に勝てばOK、負けたとしてもフルセットならかなりOK、完敗してもタイがキューバに負ければOK。負け続けても五輪に行けるというさすがジャパンマネープッシュプッシュな世界です。

こんなことがバレーをよく知らない人たちにばれたら大変ですからじっと黙ってますけども。ま、できれば、札びらでひっぱたいて五輪に行くようなマネはしてほしくない。ちゃんとセルビアに勝って切符を取ってくださいまし。

それにしても、キューバに負けてたらほんとに落選だったかも。そんなことになったら、竹下は“2回も五輪に落選したセッター”として日本バレー史上にその名を刻むところでした。←って、まだその可能性は残ってるけど。

そんなロシアの練習台になった方々のローテはこちら↓

 竹下                          荒木                            江畑

 木村                          平井                            新鍋  L佐野
---------------------------------------------------------------------------
ガモワ         ペレペルキナ/メルクロワ(MB)    マフノ

エステス           ボリセンコ(MB)        スタルツェワ(S)  Lクリュチコワ
(ていうかアルタモノワ)


エステス…なんかピンとこないなー。やっぱりアルタモノワでしょう。たしか16歳で代表入りしてクールビューティーと騒がれたあの時代から20年。すっかりロシアのオカンみたいな貫禄が身についてしまいましたが、プレーはさすが。今日の試合、最後まで手を抜かなかったのは彼女だけでした。すぱしーば。

日本は岩坂に代わって平井。ま、仕方ないですね。結果的にはどっちても一緒だったけど。山口に代わって新鍋。さすがサーブレシーブが上手ですねー。勝敗には関係なかったけど。

で、第2セット、第3セットとも途中で江畑→迫田の交代。江畑は最初からまったく通用してなかったのに、なんで3セットとも先発させたのか。江畑はリリーフ向きじゃないからでしょうね。先発以外に使いようがない。残念な感じです。ちなみに、35打数で決定12、ミス9。効果率でいうと8.6%です。

ロシア戦になると、実況・解説はいつも身長差を強調して煽ろうとしますが、いい加減、そういうのやめましょうよ。日本は、159センチのセッターと170センチ台のアタッカーを好き好んで使ってるんだから。日本に200センチの選手はいなくても、6人全員を180センチ台でそろえることは可能です。でも、180センチ台→センターという目先の勝利しか考えない指導者がほとんどなので、いまのような低身長バレーになっているだけのこと。自業自得です。

それはさておき。
本日の練習試合を振り返ってみます。

<第1セット>

平井のクイック、ブロード攻撃が目立ってましたよね。実況・解説はすぐ「センター線復活」みたいなノリで煽りモードに入ってましたが、はいはい…って感じです。

どれだけ強いチームでも、知らない選手に対応するのはそれなりに時間がかかりますよね。それがセンターなら、なおさらのこと。しかも、ロシアは日本がセンター線を使ってくるとは思ってなかったはずなので、それでブロック/レシーブがちょっとあやふやになっただけでしょう。

その証拠に、平井は6本決めてますが、そのうち5本が第1セットです(rio調べ。間違ってたら教えてください)。第2セットは1本、第3セットは0本。それだけでなく、第2セットは序盤でCワイド、Bクイック、L(アンテナ下までの長いブロード攻撃)と3パターンともシャットアウトまたはレシーブされてます。第3セットはそもそも打数がない。たしか1本ぐらいしか打ってないはず。

↑こんな付け焼刃でもセットを取れば結果オーライですが、世界はそんなに甘くない。両サイドのオープン攻撃とガモワのライト/センターからのバックアタック、たまにメルクロワのブロード攻撃。たったそれだけの攻撃パターンだからデータはきっちり取れているはず。なのに対応できなかった理由を、眞鍋監督も選手たちも口をそろえて「ブロックが高かったから」と言ってます。出たよ、100年前から続く言い訳。

ロシアのブロックが今日いきなりにょきにょきと伸びたのなら、その言い訳を認めましょう。でも、そうじゃない。敗因はブロックの高さじゃなくて、高いブロックへの対策が通用しなかったことでしょう。そこ、はっきりさせておかないといつまでたっても勝てないっすよ。

なんで通用しなかったのか。理由はいろいろあるでしょうが、最大の原因はフェイントだと思ってます。ロシアはブロックの裏にレシーバをベタ張りで、完璧なフェイント対応シフトを敷いていました。そうなると、でかいブロックの上を越すフェイントなんてただのチャンスボール。なのに、木村も江畑も第1セットから逃げのフェイントを繰り出す情けなさ…。

当然拾われて切り返されますよね。そうなるともうフェイントできない。←木村のフェイントが日本の“決め手”なのに(痛)。仕方なく、打つしかない。長いコースを狙えばワンタッチ引っ掛けられて切り替えされる。打ち下ろせばどシャット。ロシアの思うつぼです。

日本はサーブで崩してたじゃないか、と思うかもしれませんが、それはスタメンがゴンチャロワでなくマフノだったからでしょうね。切符を確定させたあとの日本戦が初出場ですから、それだけスタメンとの差がある選手だということ。マフノのサーブレシーブは9.7%という驚異的な数値ですが(笑)、崩されてオープンになっても決まるんだからどうってことない、って感じだったんでしょう。ちなみに、エステスは53.3%。さすが、手を抜かない女です。

<第2セット>

そんなわけで平井のクイックは読みきられ、木村・江畑のフェイントも完全対応で一気に3-8。この段階で飽きてくるロシアの選手たち。おとりの動作をさぼりまくる選手が続出で笑うしかありません。それでもどーせ決まるんだから、というノリ。

さすがに攻撃が単発なら日本のブロック/レシーブでも対応できるようで、やっとラリーが続く展開に。マフノのサーブレシーブのひどさもあって9-10まで追い上げます。でもね、まったく“接戦”という感じが出てなかったっすよ。ロシアは常にリードを保ってたし、選手の表情も余裕で、同じこと=基本的な攻撃をただ繰り返してそれが決まってたので。

一方の日本は、ほんとに勝てる、勝とうと思ってやってたのか?と疑ってしまうぐらいうすーいプレー。このチームの世界バレーやらW杯やらでのしぶとい試合を覚えているだけに、表情を見ればわかりますよね。本気じゃないな、腰が引けてるな、“善戦”で満足してるな、っていう。

結局、ロシアの飽きていた選手たちが中盤以降から練習を再開し、そうなると一気に突き放されて、終わってみれば20-25。オフチニコフ監督のタイムアウトの取り方が、選手が飽きてくるとボタンを押す、って感じでこれまた笑えました。

<第3セット>

さらに飽きてるロシア(笑)。もはや、おとりどころかレシーブにも足を動かさず。とりあえず高くあげとくから、ってなノリ。なので、展開はシーソーゲームでしたが、ロシアが連続得点されて2-4となったあとは同点にすらできず。やってることは第1セットからずーっと一緒なのに。

ガモワなんかもう、スパイクを手打ちでやっちゃってオホホってな手の抜き具合でしたが、エステスが最後の最後まできちんと仕事していたので、さすがにサボるまでにはいたらず。終わってみれば、エステスの素敵な感じばかりが印象に残りました。さすが、本物のメダリストは違うなー。

それにしても、出来レースとまで言われた大会をホステス役としてここまで盛り上げるなんて、全日本、なかなかの役者ですな。ここはひとつ、タイがキューバを叩いてもうひとヤマ作ってくれたらおいしいのに…なんてバレーマスコミは思ってるかも。

韓国戦の前に「危険なかほり」と書いたら負けてしまい、キューバ戦の前では「悪い予感だけ当たるので」と予感をやめたらフルセット勝ち。ロシア戦の前には「セット取れるかな」と書いてスト負け。こんなことばかり当たってもちっともうれしくない。明日はダービーなのに。←と無理やり予感をやめてみる。どうなりますことやら。あ、ダービーじゃなくてセルビア戦のことですよ。もちろん応援してます、はい。


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世界最終女子・キューバ戦 おかえりなさい…懐かしのキューバ [バレーボール]

フルセットのジュースで辛勝ですか。総得点でもわずか4点差の接戦。負ければ日本の予選敗退も十分ありえただけに、どんな形でも勝てたのはひとまずよかったですね。

って、なんか棒読みな感じになってしまうのは、ちっとも盛り上がれないから。キューバがミスで自滅しただけの話で、内容は完敗ですよ。それも技術や戦略での完敗じゃない。基礎体力の差での完敗。

アテネの銅メダルを最後に迷走を続けていたキューバですが、伝統のツーセッター制に戻し、前衛3人が同時にセミに入る“あの”パターン=五輪3連覇パターンが復活。ブロード攻撃ってなにかしら?時間差っておいしいもの?ってな感じでひたすら打って跳んでまた打って。ああ懐かしい、ルイス、トレス、カルバハルのあの時代(^^ 左利きのベルがいて、天才アゲロがいて、あ、ついでにデブいコスタってのもいたっけ。

キューバにとってはレセプションやらつなぎやら成功率やら効果率やら知ったこっちゃないんですよね。ボールは上にあげるもの。そして上から叩くもの。バレーってつまりそういうこと。っていう世界。眞鍋監督のipad+選任コーチ・アナリストうんじゃらげの日本VS紙に手書きのトレスコーチw

若者たちはご存じないかもしれませんが、トレスはミレニアムの年に20世紀最高のバレーボーラーに選ばれ、21世紀最初の年に殿堂入りを果たした偉人です。だからipadなんてチャラいものいらないんです。紙と鉛筆でやれてしまうんです。そんなトレスコーチやルイス団長にいまでは“御解説様”のモトコもトモコもまったく歯が立たず、何百本、上から打たれましたっけ。

そんなキューバに運だけで勝った日本。そんな日本とキューバに完勝した韓国。こりゃ面白い。ロンドンを境に勢力図が変わりそうですな。

お久しぶりおかえりなさいな感じのキューバ戦のローテはこちら↓

 荒木       江畑/迫田     山口/新鍋

 竹下         木村       岩坂/平井   L佐野
--------------------------------------------------
ヒエル(MB)    パラシオス     サントス(S)

シリエ(S)      サラス      カスタニェダ(MB)  Lボレル


キューバにとっては、ローテやらマッチアップやら組み立てやら、そんなことはどーでもよくってよ、って感じ。前衛3人がせーのっで速く高く跳び、強く打つ。それだけ。その応用としてのフェイントはありますが、日本みたいに逃げのフェイント、ホールディングをとられるようなぬるい(ていうか、ずるい)フェイントは一切なし。キューバが逃げのフェイントするのはパニクってるときだけで、そのときはンギャーッ!って絶叫するのですぐわかります。いまのチームはそこまで血の気が多くないみたいだけど。

そんなわけなので、山口・岩坂をスタメン起用している段階でわかってないのがバレバレですよ眞鍋監督。強打できないアタッカーがキューバ相手に通用するわけないじゃないっすか。試合後に「ベンチ以外の17人で頑張りました」ってコメントしてたけど、ほんとその通り。ベンチのせいで危うく連敗するところでした。明日のロシア戦までに“ごめんなさい”を100万回清書してデコに張りつけといてください。

しかも、攻撃が通用しない山口がサーブレシーブに入っていては、もはや敵同然。遅ればせながらそこに気づいたのはいいんだけど、だからって新鍋、っていう采配はどうなの?どう考えても、スタメン狩野、勝負どころの守備固めで新鍋、ワンポイントまたは2枚替えで山口、だろ。ipadはそんなこと教えてくれないのかな。

江畑を下げたのも当然。しつこく繰り返しますが、170センチそこそこでサイドの攻撃以外は何もできない選手を、“エース”とかなんとか祭り上げてることがそもそもおかしい…ていうか恥ずかしい。だったら、ブロックがあってまがりなりにも東レでサーブレシーブに入るようになった迫田のほうがマシ、ってのを試合前に気づけよな。

とかなんとか言いたい放題ですが、せっかく勝ったので少しだけフォローしておくと、江畑→迫田、岩坂→平井、山口→新鍋という選手交代をすべて第2セットの中でやって、残りのセットをそれで通した判断が、滑り込みセーフにつながったと思います。これが就任当初のように優柔不断でもたついて、たとえば第2セットに1人、第3セットにもう1人、なんて代え方をしてたら…負けてただろうなー。

攻撃については特筆すべきことはなく。迫田、よく頑張りました、って感じです。キューバのブロック陣が勝手にばらばらになってくれたというラッキーパンチな感じですが、逃げずにブロックをよく見て強打。教科書どおりの迫田らしい攻撃で、久々にこれだけ活躍できたらすっとしたことでしょう。

それよりもなによりも、特筆すべきはブロックですよ。フルセットにもつれながらたったの4本。荒木、平井、木村、山口が1本ずつで岩坂はなし。ってのも、なんじゃそりゃ?な感じなのですが、もっと問題なのはワンタッチをとった回数(リバウンド)ですよ。

荒木11回が最高で、木村と竹下!が7回、平井5回、岩坂4回。おいおいおいおい…でかい女たち、ほんとにそれでいいのか???無駄にでかいだけなんだったら竹下に10センチずつ身長をわけてやれ。そのほうがチームのためだ。

キューバは焦れば焦るほど打ち下ろしてくるんだから、ネットの通過点にしっかり跳べば少なくともワンタッチはとれるわけですよ。だから竹下1枚でも何度もリバウンドが取れているわけで。このままだと20年前のでかい女たち=モトコやトモコの時代からまったく進歩してないってことになってしまうぞ。ベンチが機能しなかったのもあるだろうけど、それ以前に、でかい女たちの個人技と基礎体力のなさがばればれ。竹下のリバウンド、あれはほとんど個人技だもんね。

どの角度からみてもいいところなしの辛勝。木村のサーブが調子よくて助かったね、というだけの試合。このレベルだから基礎体力と身長の差で韓国に負けたわけだし、いつまでたっても中国には勝てないわけで。

明日の試合、果たしてセット取れるかな…。そんな不安を解消してくれる“ちゃんとした試合”を観たいです。眞鍋監督、ベンチ”も”がんばってくださいm(_ _)m


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世界最終女子・韓国戦 大会としては面白くなってきたんじゃねーの(チッ [バレーボール]

なんだこの試合?負けるにしても負け方ってもんがあるだろう。3-1で落としたセットはすべて20点以下、第4セットは13点って。作戦負けでベンチも選手も心が折れて試合を投げてしまうの図。最悪です。

どうせあちこちで叩かれるんだろうからここでも先に書いておきますが、第4セットの3-11の場面、サーブレシーブで木村が崩れ、レフトに飛んでしまったボールを江畑が2ndで強引に打ちにいってネット。これがこの試合の象徴ですな。

江畑が打ちにいったのはある意味仕方がない。ライト側の山口は2段を打ち切れないし、そもそも江畑にそこまでのパス技術はない。170センチそこそこの身長で打つしかできないんだから。なのにエースとおだてられてること自体がおかしいのに、その打つことさえ雑にするんだったら代表にいる意味ないんじゃないの?

休みを挟んで、
日本は、キューバ、ロシア、セルビア。韓国は、台湾、タイ、ペルー。タイは、ペルー、韓国、キューバ。

日本が3連敗したら予選落ちもありえますな(ロシアは切符が確定した時点で手を抜くと思うけど)。韓国とタイが残り全勝して、日本がロシアにでも負ければこれまた微妙な感じに。日本による日本のための大会がまさかの手に汗握る展開に(笑)。いやはや、悪い予感ばっかりあたるんだから、もう笑うしかないっす。

これで落選したら、もっとすごい大会を発明してくれるのかなー。それはそれで怖いもの見たさがうずくかも。

ちなみに、キム・ヒョンシル監督は「ロンドンへの切符をほぼ手に入れた」、ヨンギョンは「ロンドンへの切符が見えてきた」だそうです。タイには余裕で勝てるつもりなんだろうなー。それはそれでちょっと甘いと思うぞ。

そんな情けない試合のローテはこちら。

 木村       竹下       荒木

 岩坂       山口       江畑  L佐野
-----------------------------------------------------
 ハン     ファン/ヒジン   ヤン(MB)

チョン(MB)   サネ(S)     ヨンギョン  Lヘラン

木村とヨンギョンのマッチアップ?解説はそんなことを言ってましたが、それって意味あるかな?あるとすればテレビ的に面白いってだけなのでは…と思いましたが、よく考えてみれば、眞鍋監督はヨンギョンを3枚ブロックで止めたかったはず。木村と江畑のどっちのブロックが…なんて言い出すと目くそ鼻くそですが、身長差があることだし木村がよりマシだろうという判断だったんでしょう。

だがしかし。過去10連敗してきた韓国が、今回も同じことをやってくるとは限らない。限らないというより、普通は目が覚めるだろ。で、乱れたときにヨンギョンのレフトオープン、というパターンを封印。セットプレーではセンターとの絡みで横の時間差を打たせ、ラリーでは粘ってブロックが割れた場合にバックアタック、という使い方にしてました。

日本の3枚ブロック作戦、不発。決まったのは、日本が取った第2セットの最終盤、ヨンギョンがレフトで単調なオープントスが上がってきたときだけ。あとはサーブでいくら崩しても、3枚そろえる場面すら作れませんでした。

でもさー、横の時間差ってそんなに止まらんもんかね?眞鍋監督が一時期うわごとのように言ってたバンチ→リードブロックをちゃんと練習していれば、あんなにすこすこ横を抜かれることはないだろうに。だってさー、タイが日本の時間差をあれだけ止めたり拾ったりしたわけじゃないですか。なんで“世界ランキング3位”のメダリストたちがそれぐらいのことできないんだ?

バックアタックもそうですよ。川合が「ヨンギョンが打つコースは決まってるのに、まったく関係ないところに跳んでる」とか言ってましたが、確かにそう見えたわな。

もちろん適当に跳んでたとは思ってません。一応、コースを押さえてるつもりだったんでしょうね。データでストレートコースを押さえろと出たんでしょう。実際に起きてることを無視してデータ通りに動く。テレビゲームじゃないんだから。ブロックの上手な井上だったら、自分の判断で果敢にコースを読んで止めにいったんだろうなーとか思ってしまいました。

もう一つ、ベンチと選手の誤算(というより慢心)はライトのキム・ヒジンでしょう。ファン・ヨンジュ対策はばっちりしてきたのに、つぶす前に隠されてしまった。←この時点で、つぶされるまで下げられない(木村にいたってはつぶされてもはずせない)日本よりも1枚上手です。

で、このキム・ヒジン、センターからの転向ということですが、どう考えても山口を意識した器用でしょう。ダブルブロード、ライトから中への切り込み、Cクイック。しかも、185センチで山口より10センチ高い。強打も山口より上。世界バレー3位、W杯4位(実質3位)ともなると、研究されてマネされるのは当然ですが、いきなり”本家”より上手にやられてる(笑)

もともと日中韓のバレーはライトにいろいろなことをさせる伝統があって、それが魅力でしたよね。一時期、欧米化の波にさらわれて日本と韓国は方向性を見失ってましたが、久々に日中韓の伝統的なアジアバレーがそろい踏みってところでしょうか。

チーム内に190センチが2人いて、オールラウンダーのライトが185センチ、左利きセッターが180センチ。日本に追いつけ追い越せでやってるうちに、けっこうすごいチームになってきました。もう限界じゃない?って言わ続けたキム・サネが頑張っていて、なんか竹下のほうが息切れって感じです。

それにしても今日の竹下は完全に集中が切れてましたね。ムキになる気力も衰えたか?柳本時代に惨敗し続けたときと同じ表情=爬虫類のようなうつろな目でもやっとコートを見渡すモードになってました。

まあねえ、センター線があれだけ機能しないとうんざりする気持ちはわかる気がします。岩坂は本日も打数3、決定1、ミス1の給料ドロボー状態。ブロック4本決めても攻撃がゼロに等しいようでは代表スタメンは張れませんぜ。

荒木は相変わらずブロード攻撃のストレート打ちでラインを割る。今大会、これで何本目?どの試合でも最低1本はこのミスやってるよね。山口ではサイドアウトが切れない江畑が決められない&迷ってミスる結局、木村しかないやん!っていう展開で、神経が無敵なはずの竹下でも心が折れてしまったのでしょうか。得意のはずのアンダーパスもぶれぶれだったし、いっそ中道と交代してみればよかったのに。

なんかもう書いても書いても愚痴ばかりでキリがないのでやめますが、いろいろないわくつきだとしても、一応はメダリストたちなんだしさ、次はもうちょっとプライドを持ってプレーしてください。


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世界最終女子・タイ戦 意外と面白い試合だったなー(^^ [バレーボール]

3戦目ともなるとお互いに温まってきて、本気と書いてマジと読む感じがぐっと高まりますね。特にタイはセルビアにスト勝ちでの日本戦。日本を叩けばロンドン近し!ってなノリだけに気合十分だったはず。

ですが、結果は3-0で日本のスト勝ち。タイは気合がからまわったのかミス連発(サーブミス9本、スパイクミス23本)で残念でした。もうちょっと落ち着いてやれば1セットぐらいとれたかも。って、どっちの応援してるんだと突っ込まれそうですが、私はずっと前から、タイ戦のときはタイを応援してますですハイm(_ _)m

タイはミスってもやられてもニコニコしてるのがいい感じです。さすがほほ笑みの国。欧州勢のようにいつもカルシウム不足のような仏頂面だったり、東アジア勢のようにいつも借金苦のような悲壮感を漂わせてたり、そんなバレーばかり見てるとついついタイを応援したくなります。コップンカー♪

とは言え、日本に勝とうというのはちょっと厚かましい。ここはひとつ、韓国を叩いてアジア1位としてロンドンに出てください。

そんなほほ笑みの試合のローテはこちら↓

 江畑      山口          岩坂

 荒木      竹下          木村        L佐野
------------------------------------------------------------------
マイカ       アンポーン(MB)   オヌマー

ウィラワン   プルームジット(MB)  ヌットサラ(S)  Lワンナー


眞鍋監督、仕掛けてきましたね。木村を前衛レフトからはじめるローテ。想像するに、ペルー戦、台湾戦と立ち上がりがよくなかったもんだから、木村をフルに使ってスタートダッシュをかまそうということだったのではないかと。それと、タイは日本を徹底的に研究してきてるだろうとの読みで、裏をかこうとしたんではないかと。当たってるでしょうか?

その戦略にそって(←決めつけ)、第1セット1発目、竹下の選択は江畑のライトバックアタック。いまの全日本では、サーブレシーブ隊形やら属人的な問題やらでライトからのバックアタックを打てるのが江畑(のポジション)だけ、という悲しさなわけですが、さらに、竹下のライトバックへのトスがあまりうまくないというおまけつき。強豪国に見劣りするけっこう重要な課題なわけで、この大会では積極的に使っていってほしいな。

このセット、ここまでの試合で日本の良さが一番よく出てた…と試合を観てたときは思ったのですが、気になるところを見返してみると意外とそうでもなかった(^^; 

山口が要所でびしっと決めて目立っていた印象があったんですが、実は16-11の場面で、レフト→センターの切込み(ワンレグ)を完全に読まれてシャットアウトされてるんですね。それより前の13-7の場面では、荒木のBクイックが3枚ブロックでシャットアウト。3枚というかバンチ→リードのために真ん中に寄ってただけだと思うんですが、それでも3人がクイックに跳ぶのはなかなかない。

なんだこれ?ヤマはって、いわゆるゲス(guess)ブロックで跳んで、たまたまラッキーパンチだったのかなと思ったけれど、どうやらそうでもないらしいのです。

というのは、荒木がシャットアウトされた場面、前衛は木村と荒木の2枚で、荒木B、木村がタテの時間差、江畑はライトバックから打つ態勢です。布石として江畑のライトバックをセットの1発目に使い、「あるよ!」ってことも見せています。しかも、日本の通常のパターンなら、この攻撃では荒木がおとりで木村が打ちますが、今回は荒木に打たせる。竹下としては、かなり考えた上での組み立てだと思うんですね。

でも、タイのブロッカー陣は3人とも竹下しか見てない。木村も江畑も最初から無視してます。竹下のライトバックへのトスはわかりやす過ぎるので、この場合は早々に「ないよ!」と見切ったのでしょう。江畑も本気で入ってきてない(←これ、けっこう重要)。

で、荒木と木村がセンターでタテに並んでるんだから、あとは竹下だけ見てれば時間差にはひっかからない…とかなんとか、そいうことだったのかもしれません。

このとき↑の竹下のトスがもうちょっと高いか、もうちょっとネットから離れていれば、木村の時間差も”あり”だったのでなんとかなったかもしれません。または、木村がもうちょっと早く入るか。←サーブレシーブをしたあとなので仕方ないけど。

要するに、タイにきっちり研究されて対策立てられてしまってるわけですね。これはやばい。

山口のときはプルームジットの1枚ブロックで止められてます。このときは、前衛レフトが山口、ライトが木村、センター岩坂の3枚。しかもサーブレシーブは佐野で、山口・木村ともフリーです。なのに、木村側のブロッカー(ウィラワン主将)は、最初から木村に跳ぶ気なし。一応、マークして視野には入れてるけど、「竹下がえび反ってないのでライトはない!」って判断したんだろうな、きっと。

で、岩坂のBクイックおとりには誰も飛ばず(悲)、その後ろで片足踏み切りをした山口に合わせてプルームジットが跳び、カバーするようにやや遅れてウィラワンも跳ぶという。山口はそれに気づいてクロスに腕を振りますが時すでに遅し。プルームジットの右腕に思い切りぶつけてしまったのでした。

岩坂が無視されたのはたぶん単純な理由で、打たれたとしても拾えると思われたからでしょう。ライト木村が無視されたのは、竹下がえび反ってない=バックトスじゃないと見切られたから。そして山口が切り込んでくる位置までばっちり研究されてしまえば、そりゃ止められますわな。日本がダメというより、タイがよくがんばったという気がします。

だがしかし。これがタイだからよかったようなものの、五輪だと強豪国がデータに基づいてこういう駆け引きをやってくるわけですよね。そのさらに裏をかく、という考え方もありだと思いますが、ここは一つ、読まれてもぶち抜ける/かわせる基礎体力と技術を身につけたいところ。読んでいるのに止められない!と思わせるのが一番効果が高いはずで、たとえば中国なんかはそうやって力で押し切る強さがありますよね。日本はほんっっっとそこが弱い。時には力押しでこじ開けていくことも必要ですよ。

そんなこんながありつつも、ローテの駆け引きで相手の裏をかき、第2セットは裏の裏(岩坂サーブから、タイは3つ回す)、第3セットは裏の裏の裏で表(日本もタイもまわりにまわって第1セットと同じローテ)、みたいな面白いことをして、試合の主導権を手放さなかったことは何よりです。

第2セットから第3セット中盤にかけてもたもたしたのは岩坂の攻撃がまったく機能しなかったから。山口のバックアタックがない状態で、センター線の片方も機能しなかったら、そりゃ連続得点できませんわな。理由がはっきりしてるだけに対策は立てやすいでしょう。岩坂はとにかく、拾われないクイックを打ってくださいm(_ _)m

韓国がセルビアに負けたので、明日の韓国戦で日本が勝てばロンドン出場はほぼ確定。ただ、休みを挟んで、キューバ、ロシア、セルビアと不得意科目が並んでいるので、韓国戦でもたもたしたくないですね。期待してます。


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