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全日本男女、シニアとジュニアの世界ランクは? [バレーボール]

FIVBのホームページがマイナーチェンジされて、シニアとジュニア・ユースのそれぞれの世界ランクが見えやすい位置に配置されました。これ、見比べるとなかなか面白いっす。(シニアは2012年1月4日現在、ジュニア・ユースは2011年8月現在)

女子はこんな感じ。

ランク  シニア    ジュニア
1     アメリカ     中国
2     ブラジル     ブラジル
3     日本       アメリカ
4     イタリア     イタリア
5     中国       トルコ
6     セルビア    セルビア
7     ロシア        ペルー
8     ドイツ       日本
9     ドミニカ     ポーランド
10    キューバ     ドミニカ
11    トルコ       ドイツ
12    タイ        ベルギー
13    韓国       エジプト
14    ポーランド    スロバキア
15    ケニア     アルゼンチン
              (韓国 17位)
              (タイ  20位)
              (キューバ22位)
              (台湾 25位)
              (ロシア 27位)

日本以外のシニア上位5位は、ジュニアでも上位5位に入っています。日本シニアは世界バレー2010で3位、W杯2011で4位という好成績を収めたので急浮上していますが、開催国特権に助けられている部分が大きいことも事実。ゲタを脱いだ状態なら、案外ジュニアの8位と見合っているかもしれず、まだまだ列強に肩を並べたとは言いがたいですね。今後に期待です。

セルビアはシニアとジュニアの順位が見合ってますし、トルコやポーランドは次世代が伸びているということでしょうか。日本と実力伯仲のこのあたり、あなどれません。

それにもましてびっくりしたのがキューバとロシア。ジュニアの順位、低すぎるやないか!なんじゃこりゃ?何年か前のインタビューで、キューバの超人&鳥人ミレーア・ルイスが「キューバの若い選手は練習開始の時間が守れない、私語が多い、口実をつけてすぐに休む」と嘆いていましたが、やっぱりそういうことなんでしょうか?ロシアもそんな感じなんでしょうか。その辺りは定かではありませんが、シニアのランキングが落ちてきていることと関係ありそうな気がします。



男子はこんな感じ。

ランク  シニア        ジュニア
1     ブラジル        セルビア
2     ロシア          アルゼンチン
3     イタリア         ロシア
4     ポーランド       キューバ
5     キューバ        スペイン
6     アメリカ         ブラジル
7     セルビア        アメリカ
8     アルゼンチン     イラン
9     ブルガリア      ブルガリア
10    中国          フランス
11    エジプト         中国
12    イラン         チュニジア
13    ドイツ           インド
14    カメルーン       エジプト
15    日本            日本
    (韓国20位)           (韓国21位)
   (オーストラリア22位)  (ポーランド39位)
                  (イタリア39位)
                  (オーストラリア54位)

男子はシニアとジュニアのランクがぴったりです。ただ、シニアは開催国特権の“ゲタ”をはいている分、実質はもっと下、ってことになるはず。これだけの数字で何か断定的なことが言えるわけではありませんが、ジュニアの育成以上にシニアでの取り組みが失敗しているのではないか、という仮説を立てることはできそうです。

ロシア、ブラジル、アメリカ、キューバといった列強はシニアもジュニアも安泰。セルビア、アルゼンチンあたりが今後の台風の目でしょうか。中国、エジプト、イランといった“ライバル”たちもコツコツな感じで、日本シニア、このままでいいのか?と。いいわけないよなー。シニアもジュニアもとにかく、世界ランクでアジア最上位を最初の目標にしてなんとか立て直してほしいところですな。

で、男子のなんじゃこりゃ?はジュニアのポーランドとイタリア。39位タイって…。表をよくよく見てみると、ユースやジュニアの2011年の大会に出られなかったんですね。欧州勢、さすがの厳しさです。


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ロンドン五輪・世界最終予選、今回も日本優遇シフトで。 [バレーボール]

FIVBがロンドン五輪・世界最終予選の方式を発表しました。今回も鉄壁の日本優遇シフトです。男女とも出場できて当然…と言いたいところですが、男子は優遇されても出場できるかどうか微妙、ってところがなんまらしばれる(←北海道弁)感じです。とにかくベストを尽くしてもらいましょう。

女子は恒例の世界最終兼アジア大陸予選。この方式をやめない限り、全日本女子がいくら結果を残しても、なでしこJAPANのように日本全国を巻き込むような盛り上がりにはならないだろうな。結果論ですが、W杯2011で実質3位だったんだから、3-2-1制なんていう意味不明なものが導入されなければこんな“ご配慮”をいただかなくても済んだかもしれないのに。

それはさておき。女子の出場国はこんな感じ。

<アジア4>
開催国…日本
アジア選手権2011の上位3チーム…韓国、台湾、タイ
<その他4>
欧州2(世界ランク最上位と2番手)、北中米1(世界ランク最上位)、南米またはアフリカ1(世界ランク最上位)

このメンバーのなかで全体の3位以内およびアジア最上位が出場、…というところまではFIVBがまだ発表してませんが、方式が同じなんだからルールも同じでしょう。

日本としては、格下の韓国、台湾、タイに順当勝ちすればほぼ出場決定です。ちなみに、4年前はアジアから日本、韓国、タイ、カザフスタンが出場し、日本が6勝1敗、カザフスタンと韓国が2勝5敗、タイが1勝6敗という実力差でした。

出場権をとったのは全体3位になった日本とアジア最上位のカザフスタン。北中米枠のドミニカは4勝3敗で全体4位でしたが出場できませんでした。ただ、JVAがこのルールを把握しておらず、「ドミニカが予選通過」との誤報をマスコミに流す大失態も。運営当事者も混乱するわけのわからない大会ルール、いい加減にやめませんか?



一方の男子、これはこれで各国の思惑が入り乱れたわけのわからない大会運営なんですよねえ。男子はいつ頃からか3会場(欧州2会場と日本会場)でわけて行う方式をとっていますが、これがまず意味不明。一つの会場に集まって争うからこその“最終”予選だろうに。

で、ウィキペディアあたりでは男子も「世界最終予選兼アジア大陸予選」になっていると記述されていますが、FIVBの公式発表では、男子はただの“世界最終予選”です。

なんのこっちゃ…って、きっとこういうこと↓なんだと思います。

○日本会場…日本、アジア4、欧州1、北中米・南米・アフリカから2
 ※このうち、全体1位とアジア最上位に出場権

○欧州2会場…開催国2、欧州2、アジア2、北中米・南米・アフリカから2
 ※このうち、各会場の1位にそれぞれ出場権

この3会場は一体で「世界最終予選」なんですね。なので、見かけ上は各大陸のチームが各会場に振り分けられているわけです。ただ、なーぜーか、日本会場だけはこれまで「全体1位とアジア最上位に出場権」という選考方式になってます。つまり、アジア大陸予選を兼ねているわけではなく日本会場のみ特殊ルールにするという扱いなんでしょう。

そんな不公平な話はあるか!ってんで、だったら欧州会場は2つにわけてやれ!ってことなんだと思うわけですよ。大会の運営コストを考えると、会場は1つにしたほうがいいに決まってます。でも、これをあえて2つにわけて各会場で4チームずつの総当りにし、さらにアジアから頭数として下位チームをひっぱってくることで、相対的に欧州勢が出場しやすい環境を整えている(たぶん)わけですね。

もうやりたい放題。こんな意味不明な選抜方式もまた、バレーボールの普及の大きな障害になっていると思います。

そのことは偉い方々に早急に考えていただくとして、今回の出場国はこんな感じ。

○日本会場…日本(開催国)、イラン、中国、韓国、オーストラリア(以上、アジア選手権2011の上位)、欧州1と北中米・南米・アフリカから2(以上、世界ランク上位国から抽選)

○イタリア会場…イタリア(開催国)、アジア(アジア選手権2011の上位=インドパキスタン)、欧州1と北中米・南米・アフリカから1(以上、世界ランク上位から抽選)

○ドイツ会場…ドイツ(開催国)、アジア(アジア選手権2011の上位=インドパキスタン)、欧州1と北中米・南米・アフリカから1(以上、世界ランク上位から抽選)

まあ、全日本男子についてはつべこべいう資格なし。出してもらえるだけ御の字です。アジア勢に全勝して結果待ちが妥当な線だと思いますが、6月開催で例年より少しだけ準備期間が長いこともあり、なんとか連続出場を果たしてほしいと思います。


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Vリーグ女子・トヨタ車体VSシーガルズもチラ見 [バレーボール]

シーガルズのセッター・宮下が急成長しているというコメントをいただき、ばっちり録画して確認しました。いやほんと、ふにゃふにゃしていた中学生時代とは顔つきが違い、プレーにも芯ができてきた感じですね。楽しみです。

宮下の成長につられてなのか、それとも意識的なものなのか、シーガルズのバレーも変わってきているように感じます。少し前のシーガルズと言えば、ホールディング疑惑びんびんのプッシュプッシュ。小学生のピンポンダッシュかと思うほど押し逃げの嵐で、見るたびに、なんじゃこりゃ…とげんなりしていたのでした。そのピンポンダッシュ組が控えにまわり、やっとバレーらしくなってきたのでは。

ただ、チームとして宮下の高さをまだ活かしきれていないようにも感じます。サーブレシーブを低く直線的に返す癖がついているからなのか、それとも宮下がボールの下に入るのが遅いからなのか、スタンディングならまだしも、宮下が膝を曲げてトスアップしている場面が目立ちます。だったら176センチいらないでしょ…と思ってみたり。

東レにフルセットで勝ちつつ、若返り中の久光に完敗(←まだ録画を見てないけど)にやられるなどイマイチ不安定。ステップを上がるための過渡期なんでしょうね。クラブチームとしてぜひとも頑張ってほしいものです。

一方のトヨタ車体は、なんといっても第2セットから出てきた高橋みゆきに尽きるでしょう。何をしに戻ってきたのかまったく謎です。島田紳助の愛人がどうたらこうたらとか芸能界で使えないからなんたらとかそういうゴシップはさておき、復帰するからにはそれなりの覚悟なり目標なりがあって、やり残したことをやり遂げるために戻ってくるわけですよね。山本のように。

高橋のプレーにはそんなもの、カケラも感じられないっすよ。相変わらずコートの中をてろてろ歩き、超低空ジャンプからの手打ち。ブランクがあるからそれが悲しいほど決まらないんですよね。決定率21.4%。体型はいぜんより細くなっていますが、復帰に向けてしぼったわけではないことが腕や足の張りから一目瞭然。筋肉が落ちてたるみまくりです。

にもかかわらず、チームが失点するたびにうんざりした表情とジェスチャーで、あれはほかの選手、頭にくるだろうなー。まがりなりにも先輩で全日本の元エース(プッ)で葛和監督とのコネも強い相手だから言えないんでしょうが、テレビで見ていてはっきりわかるほど士気が盛り下がることはなはだしいっす。

前季のトヨタ車体はシーガルズに全勝だったようですが、今季の第1戦目があっさりストレート負けでは先が思いやられますね。途中出場の高橋が100%悪いとは言いませんが、翌日のJT戦で高橋をほとんど出さずにストレート勝ちしたことを考え合わせると、高橋がチームのノイズになってしまっているのは明らかでしょう。

葛和さんが情け深い人であることはよーくわかりましたが、果たしてトヨタ車体のファンなり親企業はこれで納得するのかどうか。成り行きを見守りたいと思います。
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春高バレー2012・男女決勝をチラ見 [バレーボール]

年が明けてからVリーグと春高バレーをチラチラを見ていたのですが、はぁへぇほぉといくつか思うところあり、ブログに書こうと思っていた矢先に松平翁の訃報。

手元にある週刊文春の12月29日号には2011年に亡くなった著名人の写真入り経歴がざざざっと紹介されているのですが、松平翁は今年の年末分で紹介されるのでしょうか。ちなみに2011年に亡くなった著名人で松平翁(81歳)と歳が近い方々は、小松左京(80歳)、団鬼六(79歳)、和田勉(80歳)、エリザベス・テイラー(79歳)、大賀典雄(81歳)。そのほかにも立川談志や坂上二郎の名前もあり、なかなかに濃いメンバーで、天国で集会を開いたらかなり楽しいんじゃないかと妄想してしまいました。

<女子 東九州龍谷VS氷上>
そんな前フリとは正反対の若さあふれる春高バレー。女子は東九州龍谷が前人未到の5連覇でおめでとうございます。テレビ中継はダイジェストだったので試合の全容はよくわかりませんが、選手全員が「勝てる」ことを少しも疑わず迷いなくプレーしていることが伝わってきました。選手が毎年入れ替わる高校チームで勝ち続けるのは、もしかするとVリーグで勝ち続けるよりも難しいのではないかと思います。

ただ…、けちをつけるつもりはまったくないんですが、東龍のバレーがそこまで“無敵”なのか?となると、んー、んー、んんー、どうなのかなあ。いや、正直、ほかが不甲斐ないだけなんじゃないの?と思いたくなるんですよね。

東龍の武器は“高速バレー”ってことになってますが、それはたぶん、打点が異様に低いからですよね。ネットすれすれ、頭すら出ずに手打ちしているアタックが多々あります。だから速いように感じるんだと思いますが、でもそれって、上背があるブロッカーだったら軽いジャンプでブロックできるはず。なんでそうならないんだろう?

勝手な想像ですが、理由の一つは常日頃から、「ブロックはしっかりためて全力で跳び、手をしっかり前に出すこと」と教えられているからなのではないかと。そうやって止められれば理想ですが、ブロッカーがしっかりためている間に東龍アタッカーの超低空ジャンプが完了してしまい、ブロッカーが離陸を始めたときには打たれているというパターンが目につくんですよね。

長い目で見ればどっちが世界に通用するプレーなのかは明らかですが、春高の選手すべてが世界で活躍するわけで。となるとここは、東龍シフトでブロックは軽く跳ぶことにして、二度跳び、つなぎ、切り返しなど次の動作にすぐに移れるように訓練したほうがいいんじゃないかという気がします。

しかも、東龍の選手ってみんなスイングが速いですよね。しっかり後ろに反って体重を乗せて打ってくる選手を見たことがありません(とまで言うと言いすぎか)。ほとんどの選手が低くジャンプして手打ち。だからこそスイングを速くできるんだろうし、コースにもさくさく打ち分けられるんだろうけど、その分、ブロックに当たればつなげるし、レシーブすれば簡単に上がるはず。実際にそういう場面もあるにもかかわらず、なーんかどのチームも“高速バレー”の幻影に振り回されているような印象です。幽霊の正体見たり枯れ尾花。びびって見上げると、見上げ入道はどこまでもでかくなってしまうわけで。

で、その東龍の今年のキャプテン鍋谷が「高校バレー界の至宝」(byフジテレビ)とまで言われていたことを私はまったく知りませんでしたが、そりゃいくらなんでも持ち上げすぎだろう…と思ってしまったり。いや、確かに器用なんですが、線があまりに細いし(←後姿なんか小学生みたいで…)、ほかの東龍出身の選手たちと同じく、Vリーグに入ってから人一倍の苦労をしそうな気配です。

同じアタッカーなら、決勝で東龍と戦った氷上の1年生・丸元(178センチ、左利き)のほうが体重を乗せたスパイクを豪快に打っている分、シニアの世界でも通用しやすいのではないかと。決勝では後衛でリベロと交代していましたが、それはあまりにももったいない。来年の春高には、守備もバックアタックも鍛えて上げてオールラウンダーとして出場してきてほしいと思います。


<男子 大村工業VS創造学園>
高校生たちがどうこう以前に、試合内容がVリーグのレベルとたいして変わらないように見えるんですよねえ。負けたら終わりの緊張感のなかで戦っている分、高校生たちの試合のほうが数百倍、面白いです。

創造学園の流れで始まった試合、創造学園が1-0で迎えた第2セットの23-22の場面、得点源のセンター・小林が右足のじん帯損傷で離脱し、このセットを23-25で落としてしまいます。第3セットも大村工業がリードで迎えた10-13の場面、なんと小林がコートに復帰してしまうんですね。

歩くのもやっとの様子なのにプレーできるわけもなく、1回のブロックジャンプで倒れこんで立てなくなり、車椅子で病院へ運ばれる事態に。なんかもう、この場面が目に焼きついて、録画を見返してもその前後の試合内容が頭に入らないっす。創造学園は粘ってフルセットに持ち込みますが惜敗。よく頑張りました。

で、なんで小林を再出場させたのか。本人はそりゃ出たいというだろうし、テーピングして気持ちが落ち着けば、試合の興奮で痛みをしばし忘れもするでしょう。それを止めるのが監督であり校長でもある壬生さんの役目だったはず。

小林は高速のロングBを決めたかと思えばセッターの前から後ろへ移動するワンレグ攻撃を見せたりと足で引っかき回す面白いプレイヤーだっただけに離脱は残念でしたが、右足とはまだまだ数十年つきあっていかなければならないわけで、ここで使い果たしてしまうわけにはいかないはず。再出場して思い切りブロックジャンプをしてしまった小林のその後が気になります。

さらに言えば、右足のじん帯の軽度の損傷と診断した医者がなぜ明確にドクターストップをかけなかったのか、という疑問も感じます。これでもし接触したり相手の足に乗ったりというさらなる事故があれば…と考えるだけでぞっとします。

決勝ともなればなおさら、監督も選手自身もなかなか冷静な判断は難しい。第3者がびしっと言って止めるべきでした。再発防止に向け、重大な怪我をした選手は主催者権限で出場停止にするぐらいのルール作りが必要なのではないかと思います。


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松平翁が逝ってしまった… [バレーボール]

あまりに突然のことでびっくりしました。報道によると昨年の12月28日に入院して、そのまま寝つくこともなく12月31日に亡くなられたそうで。81歳の大往生、マスコミ向けの遺言もきちんと用意されていて、最期の迎え方として一つの理想だなと感じました。

松平翁は功績だけでなく多くの批判にもさらされた方ではありますが、私は功績のほうが大きいと思っています。このブログで私が書いたものも含め、あらゆる松平批判は松平翁の功績を前提に成り立っているわけで。ただ、その「功績」がいつの間にか変質した結果、日本バレーは沈むところまで沈んでしまいました。

松平翁は、勝つことで人気はあとからついてくる、というシンプルなテーゼを掲げて五輪の金メダル獲得に邁進したと理解しています。それが成功して人気が沸騰したまではよかったんですが、次第に人気を維持する=興行的成功を維持することばかりが重視されるようになり、実力強化が二の次になっていく。主要国際大会の日本開催偏重、大会運営ルールの日本優遇、日本バレーのプロ化の否定、選手の”アイドル”化…などなどあらゆる方面からの圧力で日本バレーの根っこが腐ってしまって20年、ですね。

その中心にいた松平翁が、日本バレーの変質にどこまで自覚的・主体的にかかわったのか。いずれ客観的に検証する必要があるのではないかと思います。FIVBへの闇献金疑惑が報じられ、アコスタとつるんで日本バレーを食い物にしているとバッシングされたこともありました。その背景には、バレーのプロ化を進めようとした松平翁や山田翁と実業団の親会社との軋轢があったとの報道もありました。そうした当時の報道がどこまで公正だったのかも含め、世界および日本のバレーの歴史の1コマとして記録しておいてほしいなと。これからのスポーツビジネスを考える上でも重要な資料になる気がします。

それにしても、日本バレー界に松平翁を超えていく気概と能力を持った人物がいまだに現れてきませんねえ。。。全日本男女とも落ちるところまで落ち、数々の日本優遇システムに支えられてなんとか体裁を保っている(男子はそれすら危ういですが)情けない状況なのに、松平翁の後進は既得権益を維持することだけに汲々としている様子。まるで没落貴族の生き様のようで、松平翁は晩年、どのような心境で日本バレー界を見ていたのかなと思います。

こんなことになるとはまったく予想もせず、昨年末にコメント欄でのお返事で、いつまでも松平翁が日本バレー界を支えられるわけでもないと書きました。特に、現状でも女子バレーの“バーター”として扱われている男子バレー、正念場だと思います。

Vリーグのテレビ中継、男子はあまりの進歩のなさにうんざりして、録画したまま最後まで見ずに放置しています。困ったことです。ちなみに女子は、前季と比べて進歩が見られ、そこそこ面白いです。

くどいですが、男子バレー、やばいっす。 


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