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Vリーグ男子:堺vsFC、負けられない戦いを制して6位浮上 [バレーボール]

さすがに圧倒的な戦力差があるFC東京には負けられないでしょう。サブメンバーを出す余裕もあってのストレート勝ちで何よりでした。いきなり余談ですが、FC東京と他7チームとの戦力差が大きすぎて、これでほんとにプロ化なんて成功するんだろうか。あ、だから最低6チームで発足なんていう決めにしてるのかな。

堺が勝ったというよりFCが負けたという印象ですが、FC・坂本監督の試合後のコメントは「堺のブロックとディフェンスに阻まれ、トランジションの攻撃が通りませんでした」なんですよね。解説席の今井も「堺は2段トスの攻撃に対してブロックがしっかりそろっていて、後衛の守備との連携も取れている」ってほめてました。

いや、ちょっとまて。↑これって当たり前じゃね?Vリーガーがここほめられてうれしいかね?

春高バレーだったらいいと思うんですよ。基本がしっかりできているということでほめポイントだと思います。でも、相手は国内最高峰のリーグで戦ってる選手たち。2段トスの攻撃にブロックがそろわないようなチームだったら解散して普通の男の子たちに戻ったほうがいいわけで。

なので、指摘すべきはFC側のラリー中のオープンの攻撃の決定力のなさだろうと。そこを担当しているペピチがアタック効果率で25.8%、第3セット中盤で大差がついて試合を投げてしまって下げられるという。だから結果的にトランジションの攻撃が通らないという。

解説・今井はペピチを「絶対的なエース」と表現していて、手塚ががんばることでペピチの負担を減らせるとかなんとか外国人選手至上主義的なこと言ってましたが、よく見て。FC東京が”らしい”バレーを展開したのはペピチが下げられてからですよ。

堺ブレのファンならみんな気づいているペピチはお天気坊や。チームが乗ってるとき、勝ってるときにはすごい力を発揮しますが、沈んでるとき、負けてるときにはサーブが入らず、アタックが決まらなくなるという。

申し訳ないけど、FC東京が現状のリーグで乗ってるとき、勝ってるときなんていうのは非常に少ないわけで、ペピチには全然向かないチームだと思うのですね。っていうか、FCのチームカラーに全然向かない外国人選手と言ったほうがいいかも。

チームを背負っているのは手塚のほうなわけで、むしろペピチがもっと腹くくってがんばらないとVリーグに居場所なくなるよ、っていう話ですよ。

解説・今井はペピチがサーブをミスるたびに「エースを狙うためのサーブだからよい」とかばってました。言いたいことはわかります。でもね、この試合のペピチはサーブ9本打って4本ミス、エースなし。効果率はチームで下から2番目。これ「よい」かな?しかも4本ミスのなかには、サーブを入れにいってネットにかけてるミスも含まれてるわけですよ。

解説・今井のスタンス=いいところを見つけてそれがなぜいいのかを説明する、というところには共感するのですが(←悪態ばかりついている私のくせに)、ほめポイントってそこ???ってなところをピックアップしてることが多いように感じるのです。「松本のサーブはすごく遅いから逆に取りづらい」とか。それがほんとにほめポイントなら、なんでほぼ毎試合、松本のところでピンチサーバーが出てくるんだろう、っていう。

ともあれ、堺は1位と8位を撃破してホームへ向かうことができてよかったです。ウォレスがやる気を取り戻して攻撃だけでなく守備で活躍していることが大きいですね。何度も引き合いに出して申し訳ないけど、ペピチはウォレスの打球を上げられず、ウォレスはペピチの打球を上げていた。この差は大きいですよ。

さて。第2レグを玉宅高野で連勝した勢いを考えると、堺のホームは佐川のホームでもあるわけだがしかし、このまま行くのかなー。少なくとも高野はもうはずせないでしょうね。潤滑油としての役割にぴったりはまってます。

石島は相変わらず攻撃を意識すれば守備がさがり、守備を意識すれば攻撃がさがり・・・ってなことをやってますが、守備は高野で強化されたし、ウォレスも守備力が高いので、石島は攻撃に軸足を置いてもいいんじゃないかと。

気になるのは存在感が日に日に薄まっている出来田ですね。今日の試合では効果率80%とは言え5本しか打ってない。真保体制になってから出来田の打数がかなり下がっているように思います。何が原因なんだろう。ブロックはもともといいし、サーブはよくなったし、あとは攻撃面なんだけどな。


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Vリーグ男子:堺vsパナ、連敗脱出と連勝ストップ、なんだけど。 [バレーボール]

6連敗中だった堺ブレイザーズと8連勝していたパナソニック、前回のただ長いだけだったフルセットに続き今回もまたフルセットでしたが、堺が3-2で勝利してまずはめでたい。試合の背景がどうであれ、ボールがつながって粘って得点する場面は、それ単体でみると楽しいです。

堺は石島が終始笑顔で高野、玉宅、今富、堤といった新戦力に気をつかっていたのが印象的。この雰囲気でずっといってほしいなー。一方、千々木は今日もベンチアウト、伊藤・横田も存在感なく、佐川・松岡の2枚替えは第2セットに試しただけ、内藤もいつものピンチサーブだけ。第3セットからはついに、味方のサーブ時のリベロを今富にして井上の比率をさげていました。真保監督、ついに腹くくったんですかね。

このブログで何度も書いてきましたが、堺は良くも悪くも石島のチーム。石島を超える選手が出てこなかったせいで、その歯車をずっと回せなかったんですね。でも、その石島がビーチ転向を宣言したことで、強制的に歯車がまわることになってしまった。なのに……というのが6連敗という結果になったんだと思ってます。

千々木・伊藤・横田・内藤・木村にはもう大きな期待はできないと。石島が抜けたあとを埋めるのは高野の世代だと。それでいいと思います。高野の正確なサーブレシーブやつなぎとフルセットでも落ちないジャンプ力、今富の積極的なスパイクレシーブのほうが観ていて楽しい。玉宅のトスは正直まだ発展途上だと思いますが、初のフル出場でフルセットで暫定1位に勝ったのは自信につながるのでは。

今日はウォレスの積極性が戻りつつあったのもよかったですね。彼はやはり、攻撃の破壊力と駆け引きだけでなく、サーブ、ブロック、レシーブ、パス、すべて堺のなかで一番うまい。真のオールラウンダーで、今季の外国人選手のなかでクビアクと並ぶ逸材だと思います。そして身長がクビアクより10cm以上高い(笑)。ウォレスがいる間にいけるところまでいってほしいなあ。

などなど勝利を喜びつつですね、試合内容そのものは正直、もやっとしてましたですよ。いや、どう取り繕ってもクビアクがいないパナはただのパナ、解説の元パナ今井が「渡辺選手がクビアクの穴をしっかり埋めている」ってなこと言ってましたけど、いやいやいやいや、そんなおせじ誰得?って感じですよ。そもそもサーブレシーブの時点でガタガタじゃないですか。そんなパナに堺はデータがほぼないセッター玉宅をぶつけたわけで、そりゃ1セット目はとれるでしょうよ、っていう。

ただね、クビアクがいないパナが勝てなくなることは織り込み済みなので、そこはもやっとポイントじゃないんですね。もやっとしているのは、両チームともほとんどの選手がしょうもない入れとけサーブを打って、なのに返球が乱れてサイド一辺倒になる、という試合展開です。

それがわかってるからブロッカーは”予測”してアタッカーの前に集合していて、ブロックにあててはじいたボールをつなげるかどうか大会になってしまって。福澤・渡辺ペアより高野・石島ペアのほうがちょっとだけうまかった、っていうことなわけで。

堺の場合、真保監督はたぶん、サーブはとにかく入れておく→相手は得意な攻撃を選択するはず→そこにコミットもしくはゲスしてブロックに跳ぶ、という能天気の重ね塗りみたいなことをしているんだと思うんですね。根が楽天的な人なのかもしれません。

パナがそんな昭和の女子バレーレベルの作戦にすら対応できず第1セットを落としたり試合に負けたりするから、まるで真保監督の作戦が有効であるかのように見えてしまいますが、こんなの世界ではまったく通用しないですよね。真保さん、代表コーチでしたっけ。っていうか、先週のサントリー戦でそもそも通用してなかったし。

なのに深津。クセモノ感ただようサントリーの山本と比べ、ジブンタチノバレー教団傘下のパナの深津。入れとけサーブきた!ジブンタチノバレー発動!って思ってしまうのかな。なんで堺の注文通りにプレーしたのかまったく謎でした。

真保監督はあの植田体制でもあの南部体制でも全幅の信頼を寄せられてブロックシステムの構築を担当し、その結果、国内外に「日本代表のブロックはざる」という印象を植えつけてしまった消せない過去があります。

なのに同じ失敗を今度は堺ブレイザーズに持ち込んでノーブロックでボカスカ打たれ、ウォレスのやる気メーターをマイナスに振り切ってしまったりして、結果、6連敗してたわけですよね。今回は、クビアク抜きのパナにデータの薄いセッターぶつけてフルセットの逆転勝ち、という敵失+ビギナーズラックの勝利。再現性はないと考えたほうがいいでしょう。

選手たちがせっかくやる気を取り戻しているいま、作戦を根本的に見直したほうがよいのではないかとシロウトながら感じております。


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Vリーグ男子:堺vsサントリーの作戦について想像してみる [バレーボール]

堺ブレvsサントリーの2回戦はサントリーの完勝でした。チーム成績のうち、堺が上回ったのはブロック本数だけ。それも柳田はじめサントリーのサイドが1枚ブロックにぶつけるようなポンコツプレーを繰り返したからという敵失なのでした。

堺の伊藤・千々木のニコイチは本日なかよく欠場。新人・高野が起用され、案の定狙われて、堺のサーブレシーブ79本のうち50本を受ける結果に。にもかかわらず、アタック決定率は松本についで2位の45%でした。石島・ウォレスは30%台に沈んでいます。特にウォレスはミスが4本もあり、効果率にすると20%です。

なぜかDAZN解説席に座っている宮崎謙彦はこれまでの放送で何度も「野球でも打率3割だったらすごい。だからバレーもアタック決定率3割あればすごいこと」と意味不明のことを言っていて、何から伝えればいいのかわからないまま試合が進んでとにかく誰か早く注意してあげればいいのに、と思ってたんですね。

で、本日の試合。最初なかなかエンジンがかからなかったエスコバルのアタック決定率について実況が「35%、これは低い!」と宮崎にふったところ、蚊の鳴くような声で「そうですね・・・」って。おい、野球の打率の話しよろよ、持論なんだろ、なにひよってんだよ、っていう。そんな荒れたツッコミをしてしまうほど私の心はささくれだっております。堺の6連敗のせいで。

このブログでは選手のプレーのことをよく書いてますが、堺を今の状態にまで崩壊させた直接の責任者はもちろん真保監督ですね。ウォレスがやる気をなくして不良化してしまったのも、たぶん”作戦”が理解できないまま単なる打ち屋をさせられ、しかも負け続けているからでしょう。

これまでの試合の真保采配が私にはどう見えているか、まとめるとこんな感じです↓

1、サーブは好きに打て
→ 強く打つことを必ずしも要求していないようです。なので、「○○を狙って強く打て」というムズカシイことなんて決して言わないのでしょう。強く打つときは”強く打つ”ことが目的であって、狙ったりなんてしないのです。
→ なので、ブロッカーはサーブが打たれるまで、サーブ&ブロックの準備ができません。どこを狙うのか、強いのか弱いのかがわからないからです。出たとこ勝負のバクチ感、たまりません。

2、ブロックは好きに跳べ
→ ブロッカーの勘で跳びたいところに跳んでいいみたいです。なので、ノーブロックで何度も決められてますが、それは織り込み済みなんでしょう。そもそもサーブ戦略がないので、ブロック戦略を立てようがありません。
→ なので、跳ぼうとしてたところから攻撃されなかったときにヘルプに行ったりもしません。行きたければ行ってもいいけど、行かなくてもいいみたいです。
→ それ以上に、万が一、ブロックに跳びたくない気分のときは跳ばなくてもいいみたいです。

3、アタックは打ちたいヤツが打て
→ アタッカー4人がシンクロして攻撃するなんてムズカシイことを試したのは開幕のJT戦だけでした。今は打ちたいヤツが開いて好きに打てばいい、という方針に変わったみたいです。
→ なので、ここ3試合ほど打ちたくない気分のウォレスは全然開きません。開いてないのにトスが来るから、チッって感じで適当に手打ちして拾われるかミスってます。たぶん、打ちたくないオーラを出してるのにトスを上げるほうが悪いのでしょう。

4、つなぎやフォローはやりたいヤツがやれ
→ Vプレミア最弱リベロを抱える堺としてはつなぎやフォローでどれだけチームワークできるかがカギだと思ってたのですが、真保采配は違うみたいです。守備力の高いウォレスが積極性をまったくなくして真正面のボールさえも上げられなくても、特に指示も注意もないみたいです。つなぎをやりたいヤツが飛び込んでボールを上げても、そのときほかの5人がやりたくなければつながなくてもいいみたいです。

こんな斬新な堺を相手に、サントリーの山本は第1セット、序盤でセンター線を多用してそこからサイドへ展開、というオーソドックスな攻め方を仕掛けました。エスコバルはクロスしか打たなかったしできもイマイチだったけど、堺のブロッカーはエスコバルのクロス打ちとストレート打ちのちょうど中間に跳びたい気分だったみたいで、エスコバルはインナーが抜けたので特に問題なしでした。そして危なげなく勝ちました。

第2セット、山本は堺のブロックが組織化されてないことやサーブが弱いことを把握し、序盤から塩田を徹底して使ってきました。そして危なげなく勝ちました。

第3セット、なんとここで堺が動いたのです!ブロックは好きに跳べ、をやめて、開始直後からサントリーの塩田のクイックにコミットブロックを仕掛け、エスコバルのレフト攻撃のクロス側を1枚ブロックで跳ぶ作戦に。

シロウトにはうまく理解できないこの作戦を、サントリーも理解できなかったのでしょう。コミットされてるからとりあえず塩田をはずしてエスコバルにトスをまわし、エスコバルは「なんか1枚でクロス締めふうになっててなにこれワナ???」ってな動揺でミスって、サント1-堺4と走られかけたのです。

でも、そこまででした。サーブに下がったエスコバルが2連続エースで4-4の同点とし、次のプレーで塩田がコミットブロックをかわしてクイックを決めて逆転。真保采配、有効期限短かったっす。コミットはそのままなんとなく解除され、10点過ぎるころには、ブロックは好きに跳べ、に戻ってました。

第3セットはそこからサントリーがグダってジュースにもつれ込み、しかも落としてむだに試合を長引かせたのですね。今季のサントリーはこのグダりグセが見えるので要注意です。

で、第4セット、気合を入れなおしたサントリーは、クロスを打ちまくっていたエスコバルに徹底してストレートを打たせるという、当たり前すぎる発想で作戦と呼んでいいレベルかどうかもよくわからない何かしらを繰り出してきたのです。そりゃ、成功しますよね。だって堺はエスコバルがどこに打とうと関係なく、ブロックを跳びたいところに跳ぶんだから。

真保監督、これまでに植田体制や南部体制の全日本代表で戦術コーチやらブロックコーチやらをされてきた方です。影響力の大きな方ですよ。その真保監督が全日本代表でやってきたことを堺に持ち込んでくださった結果がこれです。真保采配の崇高な理念を選手たちが低レベルに体現しているだけなのか、そもそも真保監督があさっての方向を見ているのか、結論は2レグの間に出てしまいそうですね。


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Vリーグ男子:サントリーvsJT、山本湧が代表入りすればいいなと思った件。 [バレーボール]

11月20日(日)当日は堺のブサイクな試合を見てふて寝したのですが、今週は祝日もあったし東京は大雪だったしで、ほかの試合も観てみました(謎)。少しつぶやいたパナソニックvsジェイテクト戦、そしてサントリーvsJT戦、この2試合は面白かったなー。共通するのは、4チームともベンチも含めてよくまとまっていること、作戦が明確なこと、サボる選手がいないこと、です。

パナソニックvsジェイテクト戦

パナソニックは、クビアクの守備から攻撃への切り替えが速く、確実に助走に入っているので、深津がそれに合わせてトスを上げるようになったんですね。決していいトスばかりとは言えなかったりするのだけれど、クビアクが個人技で確実に決める。強打しなくても、ましてや反則まがいのプッシュをしなくても点は取れるんだよ、と。

その実践として彼は、ボールが飛んでくる方向をちょっと変えて(ときにちょっとブロッカーの腕にあてて)相手の死角に落とすだけ、というフェイントを多用してますね。深津の合わない(低い)トスに対してガーガー要求を出すのではなく、そういうトスが来るならそれに合わせた攻撃をすればいいという柔軟性を感じます。

そうやって深津とクビアクがお互いに合わせるようになった成果でしょう、1レグ最終戦はとてもテンポがよく、ジェイテクトに立ち止まって考える時間を与えないほどゲームを支配していました。どんくさい展開だった開幕戦と比べると雲泥の差です。

ジェイテクトも、サーブで徹底してクビアクを狙い、清水・福澤にまとをしぼって……と一生懸命だったのですが、なんせクビアクがそこらのリベロよりサーブレシーブがうまいもんだから、なかなか思うような展開に持ち込めない。逆に、クビアクのレシーブからクイックを使われてしまっては太刀打ちできないですね。

パナのセンター線は立ってるだけが前提だったのに、クビアクの加入とモッタパエス監督の采配……じゃなかった、モッタパエス・チーフコーチの采配で機能し始めるようになっています。
※監督とコーチ、すぐ間違ってしまうんですよね、パナのときだけ。不思議。

パナはこのまま、難しいボールは全部クビアクに処理してもらって、誰が打っても決まる簡単な局面を清水・福澤にまかせる試合を続ければ、優勝候補筆頭であり続ける気がします。たとえそれで福澤がなにか勘違いしようとも問題ない(どうでもいい)。勝てば官軍ですから。

サントリーvsJT戦

DAZNでは大庭実況・梅北解説でさらに面白いことに。JTの唐川のプレーに「近年はリベロのオーバーパスがヘタになりましたね。あんな簡単なボールも上げられない」ってばっさり(笑)。梅北さん、さすがにフォローいれてましたが、おっしゃる通り。唐川は前季より少しマシには見えますが、それでもびっくりするぐらいヘタなリベロだと思います。

ブコビッチ監督は唐川が強打に飛び込んでいく姿勢をかってるのかもしれませんが、それはリベロの資質というより無鉄砲なだけなのでは……。ただ、他チームには唐川よりまだヘタなリベロがいるからまあ、気を落とさずにね。
※梅北解説はただ辛口なだけでなく、公平な目で良いプレー、悪いプレーを指摘して説明してくれるので楽しいです。

それはさておき、サントリーは山本がどんどん良くなってますね。新人枠だった前季、エバンドロがケガ、阿部もケガ、チーム混乱、なのにやなぎゃる効果で会場は満席などなど、わけのわからない状況で後がなくなってからチームを託され、なのに常に笑顔でプレーして入れ替え戦を勝ち残りました。

その度胸はダテじゃなかったようです。山本の強気ぶりを表すときによく大胆なツーアタックが例に上げられますね。確かに、山本の場合は苦し紛れのツーアタックが少なく、たいていは、アタッカーにトスを配給できる状態で攻撃の選択肢の1つとして打つ”正しい”ツーアタックです。

JT戦では、レフトを向いた状態から2、3歩ステップしてジャンプし、クイックおとりのレフト平行?と思わせてトスフェイントをしてました。上手、と思いましたですよ。結果はぎりぎり拾われてましたが(笑)、これは反応したJTの守備をほめるところかと。

ただ、山本のほんとの強気なところ、度胸満点のところはたぶん、サーブレシーブが乱れた場面、もしくはラリー中で2段トスになった場面かなと。セットプレーではいろいろトリッキーな山本が、乱れた場面では余計なことをせず、丁寧なオープントスをサイドに上げるんですね。高くてゆったりとしてアンテナまで伸びて打ちやすそうな。

アタッカーにとって打ちやすいということは、ブロッカーは止めやすくレシーバーは拾いやすい――そう考える人が日本バレー界には多いようで、だから、止めにくく拾われにくい攻撃にするためにと、乱れた苦しい態勢から”速い”攻撃を仕掛けるんだろうなと。その結果、どシャットをくらったりふかしてアウトになったりを繰り返している印象です。
※東レのタテBのように必殺技にまで昇華させているケースもあるので、この考え方が一概にダメだとは思わないのですが。

ただ、いつもにこにこ山本はそんな血走ったプレーをしないのですね。乱れて浮いたボールはサイドにきれいに送って、あとはまかせたよにこにこ!っていうセッター。この割り切り、なかなかのものです。で、まかせられるアタッカーが柳田なわけですよ。
※エスコバルもだけど、ここの信頼関係はもうちょっと時間かかりそう。藤中にはきれいに上がっているように見えますが、藤中側の技術面に課題が……。

日本バレー界はいまだに、アタッカーがセッターに打たせてもらってる状態が主流でしょう。だから、セッターからちょっとでも合わないトスがくると逃げのフェイントをしてみたり、一か八かでブロックにぶつけてみたりと、ガキのわがままみたいなことをするんだろうなと。

柳田はそこが賢いんですね。あとはまかせた!とふんわり飛んできたトスをどう打てば決まる確率が高いか、瞬時に判断して、ブロックをよく見て打ち分けてます。技術的にはまだまだかもしれませんが、プレーの方向性はクビアクと同じです。そして、同じカテゴリのアタッカーがもう1人=石川ですね。このクリエイティブな3人が一緒に代表コートに立てば、上背がないことに苦しみつつも、いろいろ面白いバレーを見せてくれそうな気がしてわくわくします。

そんな山本のクセはたぶん、トスミスった!と思ったときにアタッカーが決めきれなかった場合、ほぼ必ず、同じアタッカーにトスを上げるところでしょう。アタッカーのモチベーション維持には非常に重要なことだろうし、たとえそれが相手にばれてても、あとはまかせた!とできる度胸があって、アタッカーにも個人技でなんとかできる技量があれば、それは長所として機能し続けるでしょうね。

ただ、長所と短所はつねに表裏。山本のそうしたクセが長所として機能するのは、正セッターとして実質1年目の今季だけかも……といういらぬ心配も。

一方、対戦していたJTの深津兄は、トスミスだろうがアタッカーのミスだろうが、ちょっと決まらないと迷ってしまうのか、レフト、センター、バックライト……と順ぐりにトスをまわしてしまうという。深津兄がこのモードに入ったとき、JTはいつもグダるんですよ。で、ブコビッチ監督が選手をとっかえひっかえし始めるんですよ。そのせいで余計にグダるんですよ。

パナvsテクト戦の第3セット、深津弟は序盤から中盤にかけてクビアクを温存し、劣勢ながらも切り抜けてジェイテクトの守備の目をそらしました。で、中盤以降にまたクビアクにボールを集めてたたみかけたんですね。その作戦を授けたのはたぶんパンナコッタ、じゃなくてモッタパエス監……じゃなくてチーフコーチだと思いますが、兄津もそういうところを学んだほうがよいのではと思いました。

最後に

クビアク、サイドから強打をするときにまずはクロスを打つことが多い気がします。それが決まらず連続でトスが上がってきたときはストレートを打っていることが多い気がします。これ、完全に教科書通り=基本の打ち分けですよね。教科書ではまず、高いトスをしっかりクロスに打ち切るところからすべてが始まり、ストレート打ちや軟打へと展開していくわけで。クビアクのすごさは基本が誰よりもしっかりしているところからくるんだなと改めて感じました。

一方、日本では男女を問わず、ストレート打ちが得意な割にクロスの決定力がないアタッカーが多いように感じます。だからラリーでストレート側を締められると決めきれずにブレイクできないという。何なんでしょうね、これ。高さとパワーの差じゃないことだけは確かですね。


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Vリーグ男子:堺vs東レをそれでもみてしまった件。 [バレーボール]

言わんこっちゃない。堺は東レにもスト負けで1レグ、2勝5敗。最大の敗因は伊藤の凡ミス連発(サーブやサーブレシーブ含む)とウォレスのやる気メーターがついにゼロになってしまったことですね。真保監督は試合後のコメント「復調の兆しが見えている」と言ってますが、立場上、そう言うしかないんでしょう。どうひいき目に見たって復調どころか悪化してますよ。

開幕のJT戦で目をぎらぎらさせてやる気を見せ、チームメイトの怠慢プレーを熱く叱っていたウォレスが、この試合では怠慢プレーを連発。ラリー中に開かずに上がってきたトスをチャンスボールで返したり、ブロックのタイミングがまったく合ってなかったり。いいトスは拾われ、悪いトスはアウトにし、サーブは入らず、守備は消極的。やっちまいましたね、堺。優秀な外国人を腐らせてしまいました。そのうちどこか故障したことになって戦線離脱してしまうのでは……と心配です。

堺の1レグ終了時点での成績、ブロック決定本数1位。ちょっと意外ですが、石島・出来田・ウォレスが並ぶローテが強いのかな。ただ、ブロックシステムはほぼ崩壊していて、ブロック能力の高い上記3人+松本が個人技で稼いでるんですね。

なので、サイドの基準やコミットとリードの切り替えはばらばら。トスを振られるとヘルプに行くことを諦めたり、ラリーが続くとブロックに跳ばなかったり。その結果、東レ戦では何度もノーブロックで打たれる場面がありました。

で、そのほかの項目では、アタック決定率8位サーブ効果率7位サーブレシーブ成功率8位サーブ得点8位。サーブ失点も8位なので、ひたすら入れとけサーブを打っていることが数字に出ています。FC東京の定位置を堺が奪っているの図。どう考えても入れ替え戦への直行便でしょう。

印東監督時代、チーム成績がこんな悲惨な状態になったことは1度もありませんでした。むしろ、ほとんどの項目が常に上位でした。

ちなみに、堺のなかでサーブ効果率最上位は全体15位の出来田です。出来田と言えば前季、サーブが全然入らずに1億3000万人の出来田ファンを悲しませていたことは記憶に新しいところ。ですが、現在は高い打点から直線的に狙うジャンピングフローターをものにしていて、オフの間にきちんと練習したことがうかがえます。その出来田のサーブ時に内藤をピンサで出す真保監督。何がしたいんだろう。

今日のDAZNの解説席は元東レでJVAのお偉いさんの梅北さん。辛口だけどほめるところはほめる。各選手やチームの特徴もきちんと把握していて、説明は端的かつ的確。実況に無茶ぶりされても、説明できないことは「私には説明できません」とはっきり言う。正しい解説者ですね。

その梅北さん、第1セット序盤で東レが走った場面で実況から「東レのどういうところがいいですか?」と振られ、「東レは何もやってない。堺が間延びしてるだけ」とばっさり。この試合、総括するとこの一言に尽きますね。

さらに梅北語録(の要旨、順不同)
「最もよくないブロッカーは跳ばないブロッカー」←石島が跳ばなかった場面
「ブロックされたら、それはアタッカーのミス。1枚ブロックでシャットアウトされるようなチームは負ける」
「フルセットで負けるということは、勝ち切れるだけの力がないチームだということ」
「前から星野選手はサーブが入らないね」
「今のはパスのミス。塞翁が馬というか」←李のぶれたパスに藤井が走り込み、李にCクイックを打たせた場面
「今のはプロとしてお客さんに見てもらうようなプレーではない」←堺の怠慢プレー連発のラリー
「この場面でやってしまうとは……」←藤井が必然性のないツーアタックを打ってブロックされた場面
「練習ではやっててもなかなか実戦ではできないんですよ。だから決まったらこれだけ喜ぶんです」←東レがラリー中の難しいボールをニコラに託し、ニコラがそれをチャンスボールにせず打ち切って決めた場面

↑解説席に座る人はこういうことをもっと指摘するべきだと思うのですよ。よくないことはよくない、怠慢は怠慢、偶然の=再現性のない好プレーをもてはやすのではなく、練習の成果を発揮した=再現性のある好プレーをほめる、などなど。指摘とほめるところのバランスを取りつつ、ノイズ化しないように落ち着いた語り口を保つ。DAZNの解説が全部そうなればいいんだけど。

そしてそれが、選手やスタッフの耳にも届けばいいんだけど。


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